シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

アーチ・H・メイヨ監督「かれらに音楽を(原題:They Shall Have Music)」(アメリカ、1939年、101分)☆☆☆☆

2023-07-30 22:57:15 | アメリカ・戦前
音楽映画の掘り出し物です。

バイオリニストの名匠ハイフェッツが出演し、たっぷり演奏しています。曲目はグリゴラシュ・ディンク「ホラ・スタッカート」、マヌエル・M・ポンセ「エストレリータ」から、ヴェルディ「リゴレット(慕わしい人の名は)」。ロッセリーニ「セルビアの理髪師」から、メンデルスゾーン「バイオリン協奏曲」から、など。

冷酷な養父に育てられた不良少年フランキー(ジーン・レイノルズ)。ある日、劇場で拾った切符でハイフェツの独奏会に接し,開眼。自宅に帰って、倉庫にあった亡き実父のバイオリンを弾いていたところ、養父が激怒。少年院に入れられるのが間違いないと察したフランキーは家出します。

フランキーの住むブルックリンで、老音楽家のロッスン教授が貧しい子供のための音楽学校を開いていました。フランキーはそこで、教授に才能を認められ、そこの楽団に入れます。

学校は経営難。教授の娘アン(アンドリア・リーズ)は金策に奔走。学校は彼女の恋人ピーター(ジョエル・マクリー)が働くフラワー氏の楽器店に多額の負債がありました。

フランキーは先頭に立って街頭演奏で募金活動をしていると、たまたまハイフェツが通りかかります。フランキーはハイフェッツに学校での演奏を懇願し、学校の立て直しに一役かってくれないかと、もちかけますが・・・。
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