シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

アラン・バイロン監督「エリザベス2世 知られざる女王の素顔(原題:The Majestic Life of Queen Elizabeth II)」(イギリス、2013年、94分)

2024-09-26 20:28:27 | イギリス
 


立憲君主制国家のイギリス。この点では日本も同じですが、それは形だけで中身は全然違います。イギリスの皇室のほうが、いい意味で人間くさいですね。(日本の皇室は戦後、アメリカがこの国を傀儡(かいらい)国家として利用するために存続させ、いまに至っています。)
エリザベス2世(1926-2022)は2年前に亡くなりました。この作品は生前に製作されたドキュメンタリー映画です。「王室行事が税金の無駄との国民の声」「ダイアナの事故死に対するエリザベスの姿勢と王宮の対応への批判の声」などもつつみ隠さず収録されています。
エリザベスのほぼ全生涯を、幼少の頃から80歳代後半まで、残っているかなり多数のフィルムと、インタビューで構成しているのが本作品です。
エリザベスは1926年にアルバート公(後のジョージ6世)とエリザベス王妃の長女として生まれました。妹にマーガレットがいます。仲のよい4人家族。
1947年に出自がギリシャのフィリップ・マウントバッテンと結婚。
そして、父ジョージ6世の崩御の後、1952年に女王の地位につきます。
この作品は、第二次世界大戦中と直後の戦勝の空気を経て、その後の女王の座についたエリザベスの戴冠式と連邦諸国訪問、皇太子ウィリアムズとダイアナとの結婚と離婚、ダイアナ事故死とその後の王室の困惑、追悼スピーチ、と続きます。
インタビューに応じているのは次の方々。
映画「クィーン」で女王を演じた女優ヘレン・ミレンの他、G・ランドレス(作家/コメンテーター)、R・レイシー(歴史家/伝記作家)、H・ヴィッカーズ(作家/コメンテーター)、I・スワード(王室雑誌、編集長)、M・ローズ(女王のいとこ)などなど。
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