全国農村映画協会第2回作品(第1回は「荷車の歌」)。
大平洋戦争末期、山梨に疎開した都会の子どもたちの生活を描いた作品。家城巳代治監督、中原ひとみ主演。
緊迫した社会情勢のなかで屈折した子どもたちの生活をとらえ、彼らの苦しみ、辛さを真正面から描いている。
子どもたちは遠足気分で疎開地、山梨にむかったが、そこにはつらい日々が待っていた。空襲が日をおうごとに激しくなり、疎開先の山寺のあたりには医者がいない。そのため、体の弱い子は市内ですごす。しかし、空爆は彼らの命を奪う。教師たちは食糧の買い出しにでかけるがなかなか手に入らない。空腹にたえかねた子は、絵の具をなめることもあった。ようやく終戦をむかえるが・・・・。
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