第18回オリンピック東京大会が開催されたのは1964年。わたしは当時13歳。この映画は学校行事の一環として、翌年、観ました。
「人間」に焦点をしぼり、スポーツ選手たちの国際的祭典を描いた作品。
今回、改めて観て気がついたところ、中学生当時の鑑賞では記憶に残っていなかったシーンが多数ありました。
・開巻。ビルの破壊シーン。東京の旧い建物が解体され、首都の姿が変ったのは、このオリンピックが契機でした。
・統一ドイツ選手団入場の感動的シーン。
・独立して4年目のチャドからは選手が一人。彼の、選手村での生活、競技(陸上)をカメラが追っています。
・80㍍ハードルで依田郁子選手のスタートボックスにレモンが置いてあり、カメラがアップでとらえています。
・長島、王が並んで観客席にいます。
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懐かしい選手がズラリ。チャスラフスカ(体操)、アベベ(マラソン)、ヘイズ(100㍍)、ヘーシンク(柔道無差別級)、ジャボチンスキー(重量挙げ)、円谷幸吉(マラソン)、遠藤幸男、小野喬(体操)、三宅義信(重量挙げ)、神永昭夫(柔道)、池田敬子(体操)、田中聡子(水泳)、「東洋の魔女」(バレーボール)などの有名な選手はもちろんですが、以下の選手を思い出させてくれました。
ラインハルト(棒高跳び)、ショランダー(水泳)、T.プレス(砲丸投げ)、ラチニナ、アスタホワ(体操)、フレーザー(100㍍自由形)、クラーク(10000万㍍)、オバネシアン(幅跳び)など。
フェンシング、カヌー、ヨット、射撃、馬術、競歩などの競技にも目配りがされています。
記録によれば、使われたカメラは103台、レンズは232本、録音済みテープは240時間。
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