シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

小杉勇監督「東京五輪音頭」(1964年、93分)

2024-05-29 23:00:04 | 日本・1960年~

東京オリンピックを記念した三波春夫のヒット曲をモチーフにした歌謡ドラマ。

中央卸市場(ヤッチャバ)で割烹「藤源」の人気娘、藤崎ミツ子(十朱幸代)。彼女には悩みがあり、それは水泳のオリンピック候補にあがっていたものの、親代りの祖父の猛反対(上田吉二郎)でした。

三波春夫に似ているので評判の「松寿司」の主人の松吉(三波春夫)を初め、町内の人々はミツ子のオリンピック出場に期待をかけていました。割烹「藤源」の店員、勇(山内賢)を頼って上京してきた谷雅江(森みどり)が事情を知らず、ミツ子が水泳選手候補になったと源造に話したので大騒ぎ。源造はミツ子に水泳禁止命令。

ミツ子の友達のれい子(山本陽子)や、仲買人の「山宗」の店員正光、勇らの説得もむなしく、源造の考えは変りません。

数日後、ブラジルでコーヒー園を経営する正光の叔母キヨ(岡村文子)が、オリンピック見物をかね彼をブラジルへ連れていくために来日。

オリンピック強化コーチの河野(上野山功一)が源造を訪れ、ミツ子の合宿参加の説得にあたります。その結果、さすがの源造も折れます。

源造が頑固だったのは、ミツ子の父がベルリン大会の折り、オリンピック選手にもれ、以来大酒呑みになり事故死したことが原因でした。

ミツ子は合宿に入りますが、何故か記録が伸びません。精神的悩みがあると見抜いたコーチが、ミツ子の友達から耳にしたのは・・・。
 
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