井内利彰

競馬に携わってます

宝塚記念1週前

2008-06-18 | Weblog
曇り加減でも過ごしやすかった今朝の追い切り時間。
宝塚記念の1週前追い切りは当然ながら、今週から始まるメイクデビューに向けての最終追い切りなど、結構忙しかった1日。

それにしても宝塚組はどの馬も本当に素晴らしい状態。

メイショウサムソンは武豊騎手を背にDWで追い切りましたが、先行するメイショウグラードが引っ掛かり気味に先行するペースを平然と追いかけて直線は置き去りにする内容。6F77秒2は物凄い時計ですが、あれだけ速いペースで走っておきながら終い11秒6は文句のつけようがありません。やっぱり2000や2200といったペースが速くなりやすい距離の方がより結果を出しやすいのではないでしょうか?

アサクサキングスは函館滞在中の四位騎手に替わって鮫島良太騎手が追い切りに騎乗。
珍しく併せ馬でパントマイミストを追いかけましたが、先行馬のペースが遅かったこともあり、前半はやや遅い流れ。それが半マイルを過ぎると一気にペースが上がって、4Fは50秒1とサムソンよりも速い時計でした。
なにより直線を向いてパントの外から交わしにかかる時の迫力は強烈なインパクトがありました。

この2頭に比べるとカワカミプリンセスやインティライミ、アドマイヤフジといった伏兵勢の動きは見劣りましたが、それでも重賞レベルではトップ。
結構すごいレースになりそうです。

メイクデビューで注目は阪神芝1600mを武豊騎手で予定しているツルマルジャパン。
シュウボンバーに先行してもらっての追い切りでしたが、我慢することができず、半マイルを過ぎたあたりでは追い越して逆に1秒ほど先行する形。
直線では一応馬体が合う形になりましたが、すぐに突き放して、結局CW6F80秒3。
この時計なら人気することは間違いありませんが、僕には距離に不安を残す追い切りだったという印象しかありません。

同じCWで驚く時計を出したのはマイネルレーニア。
後半のハロー明けでしたが、6F77秒0は半端なし。
これで1600万下を走るんですから、反則でしょう。