スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

Arrivederci Roma(ローマへの旅35)

2006-06-25 | イタリア旅行2006

最終日は、朝7時過ぎにロビーに集合。といっても僕らだけなんだけど。空港まで車で送ってもらう。それにしても、あいかわらず、イタリア人の運転は怖い。すごいスピードで、どんどん遅い車を抜いていく。後部座席で、あまりの速さにあっけにとられているうちに、空港に到着。

搭乗手続きも無事済んで、帰途へ。

パリのシャルル・ド・ゴール空港で飛行機を乗り換えるのだが、ここで問題が。ローマで免税品を一品購入していたため、その免税の手続きはEU諸国から出る空港でしないといけないとのこと。乗り換えのための時間があまりなかったため、かなり焦る。しかも、全然、免税手続きの場所が書かれていないので、そこら辺歩いてる空港職員らしき人に聞きまくって、やっとたどり着いた。小さな窓口で、しかも一度空港の外に出ないといけなかったため、かなり不安だったが、無事手続き完了。途中諦めかけたが、後で関空で現金が戻ってきたので、得した気分になれた。

その後、またまた汗だくになりながらダッシュして、関空行きの飛行機に間に合った。ほっ。

Souvenir

お土産を買ってきたが、ほとんどが食料。一番のヒットは、直火式のエスプレッソメーカー。真ん中の部分にエスプレッソの粉、下に水を入れ、火にかけるだけ。しばらくすると、上部サーバーにエスプレッソができるので、後は注ぐだけ。思っていた以上に簡単に作れるので、なかなか重宝しそう。

今回の旅で気づいた点

  • 電子手帳はかなり役に立った(特に、買い物や食事のメニューを見る際)
  • ワインについてもう少し勉強しておいた方が、食事が楽しめる
  • かさばりはするが、ガイドブックを何冊か持ってきておいたらよかった
  • ローマ市内は石畳が多いので、歩きやすい靴を履いていてよかった
  • それでも、一日目は歩きすぎて、後で寝ていて足がつってしまった(体力不足か)
  • 幸いスリには遭遇しなかったが、気を付けるに越した事はない
  • ガイドブック通りの時間に営業していないことも多いので、食事の場所は何ヶ所か近くで他の候補を用意しておいた方がよさそう
  • 夜のローマ市内は、ライトアップされている場所もあり、日中とは異なる一面を見ることができる
  • 夜遅い時間になってしまうと、タクシー乗り場にあまりタクシーがいない
  • ジェラートとパスタは、どの店で食べても満足できるおいしさだった
  • エノテカに行けなかったのが残念だった
  • 市内は横断歩道が少なく、しかも車の運転が荒いので、道路横断時には気を付けないといけない(同じように渡ろうとしているイタリア人に付いて渡るのがよい)
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「Settimio all'Arancio」(ローマへの旅34)

2006-06-24 | イタリア旅行2006

サンピエトロ広場から出た後、晩ご飯まで少し時間があったので、テヴェレ川に沿ってぶらぶら散歩。

最高裁判所の前を通った時に、隣りの教会の中に、「煉獄博物館」という怖いスポットがある、と何かの本に書いてあったのを思い出した。おそらくこの教会だろう。が、すでに遅い時間になっていたため閉まっているようだった。ほっとしたような、残念なような複雑な気分。でも、今度ローマに来たら、ぜひ来てみたい。

Museo_del_purgatorio

ディナーは、お昼に入るかどうか迷った「Settimio all'Arancio」(セッティミオ・アラランチョ)へ。テラスが空いてたので、またまたテラス席へ。お店は、大きい通りから一本裏道に位置しており、車も通らず、夕暮れ時でなかなかいい雰囲気だ。

Caprese con mozzarella di Bufala

Settimio_allarancio_1

これまたうまい。トマトも食べれて嬉しい限り。オリーブオイルの瓶も一緒に出されて、自分でかけて食べる。このトマトを子供の頃から食べてたら、みんな絶対トマト嫌いにはならないだろう。

Tagliolini al tartufo nero

Settimio_allarancio_2

黒トリュフの平麺パスタ。かなり贅沢な黒トリュフの量。お皿を置かれた瞬間、いい香りが漂ってきた。もちろん、味は推して然るべき。

Polpettone alla crema di basilico

Settimio_allarancio_3

バジルクリームソースのミートローフ。メイン料理は、ローマでは、この店のものが一番おいしかった。最後の晩餐に相応しいおいしさ。

他にも食べたかったが、さすがに連荘で、こってりイタリアンを食べまくってたせいか、ちょっと小食気味。日本に帰ってから、写真を見ていると、もっと頼んで食べといたらよかったと後悔。

食後は、お約束のジェラート。夜のローマを散歩しながら、また「ジョリッティ」へ。遅かったので、もしかしたら閉まってたらどうしようと心配していたが、客は少ないものの、まだ開いていた。

Gelato_finale

あいかわらず、種類が多く迷ってしまう。しかも、どれ食べても激ウマなので、ローマに住んでたら、毎日通ってしまいそう。

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サン・ピエトロ大聖堂&広場(ローマへの旅33)

2006-06-22 | イタリア旅行2006

サンピエトロ大聖堂のクーポラに上った後は、聖堂内を見学。

まずは、この聖堂と広場の名前の由来にもなっている聖ペテロ像。イエスの弟子であるペテロは、異教の罪で皇帝ネロにより、この地で逆さ十字架に架けられたという。キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝が、その殉教の地に建立したのが、このサン・ピエトロ大聖堂である。

その聖ペテロ像。右足に触れると、幸福が訪れるというので有名。というわけで、たくさんの観光客が右足を触るために並んでいる。僕も、ちゃっかり並んで触ってきたのだが、あまりに多くの人が触れていくため、その右足はツルツルで、足というより靴のよう。

Statua_di_pietro

クーポラの真下には、ブロンズの天蓋(バルダッキーノ)がある。これも天才ベルニーニの作品。高さは29メートルもある。

Baldacchino

入り口右側奥には、この聖堂内に入る人は誰もが足を運ぶであろう、有名なミケランジェロのピエタ像がある。磔によって死んだキリストを胸に抱き、その死を嘆く母マリアの像。ミケランジェロが25歳の時の作品。実際、目の前にしてみると、あまりの素晴らしさに言葉が出ませんでした。

Pieta

外に出てみると、すでに少し薄暗くなってきている。入る前は、広場にあれだけいた観光客も、すでにまばらになってきている。

広場中央のオベリスクは、カリグラ帝が1世紀にエジプトから運んできたもの。16世紀末に、聖ペテロが逆さ十字に架けられた場所に移された。

Piazza_di_san_pietro_1

大聖堂横の門に立つスイスの衛兵。このしゃれた制服は、ミケランジェロがデザインしたもの。

Guardia

左右に2列、284本のドリス式円柱が並ぶ、楕円形のサン・ピエトロ広場。回廊の上には140体ものカトリックの聖人像が並んでいる。中廊の中心には目印があり、この上に立つと、柱が重なって1本に見え、広場が広がったような錯覚を覚える。この広場を設計したのもベルニーニ。すごい。

Piazza_di_san_pietro_2

Piazza_di_san_pietro_3

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サン・ピエトロ大聖堂のクーポラへ(ローマへの旅32)

2006-06-21 | イタリア旅行2006

日曜日のお昼に行き、人が多すぎて入るのを諦めた、サン・ピエトロ大聖堂。すでに夕方近いということで、さすがに空いているだろうと行ってみることにした。まだ行列はあるものの、この前ほどではない。ということで、並ぶことに。

Basilica_di_san_pietro_1

列は途中で、クーポラ行きと聖堂内行きの二つに分かれている。まずは、今まで一度も上ったことのないクーポラへ。エレベーターを使うのと、階段を歩いていくのと2通りの行き方があるのだが、今回は階段は使用不可。どっちにしろ、エレベーターを使うつもりだったので、チケットを買って、エレベーターで一気に。

エレベーターを降りて歩くと、大聖堂内部のテラス部分に入る。上を見上げると、天井がすぐ近くに感じる。あんまり人が見ないような天井付近にも、妥協を許さないかのように細かい絵がびっしりと描かれている。

Basilica_di_san_pietro_2

下を覗くと、ちょうど何かの儀式(ミサ?)が行われている最中だった。後陣に位置する聖ペテロの司教座が見える。その後ろが金色に輝いていて、厳かな雰囲気をより一層醸し出している。これもベルニーニの作とのこと。それにしても、ローマ市内を歩いていて、ベルニーニの作品に出会わない日がないくらいだ。

Basilica_di_san_pietro_3_1

壁にも色々な絵が描かれていると思ったら、近くで見ると小さな異なる色の石が嵌め込まれて絵になっていた。これひとつ作るだけで、どれだけの時間がかかったのだろうか。

Basilica_di_san_pietro_4_1

エレベーターを降りた後は、すぐクーポラの頂上まで行けると思っていたのだが、その考えは甘かった。そこから頂上まで、まだかなりの距離。壁が傾いた狭い通路や螺旋階段をぐるぐる歩きながら、汗だくになってやっと頂上に到達。地上132.5m、最高の眺めが待っていた。特にサン・ピエトロ広場側の景観は素晴らしい。まっすぐ走るコンチリアツィオーネ通りの先にサンタンジェロ城、テヴェレ川、その右向こうにローマ中心街を望むことができる。

Basilica_di_san_pietro_5

景観を堪能した後は、後ろ髪を引かれながらクーポラを降りることに。途中でクーポラを振り返ると、その横から覗く夕日が美しく思わずシャッターを切ってしまった。

Basilica_di_san_pietro_6_2

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「Matricianella」(ローマへの旅31)

2006-06-13 | イタリア旅行2006

ランチは、「Matricianella (マトリチャネッラ)」というフリットがおいしいというお店へ。

Matricianella

Fritto misto

Matricianella_1

いわゆるミックスフライ。衣がサクサクしていている。真ん中に見えるのは、ポテトコロッケ。イタリアだけに、フライの中身は、カボチャの花やモッツァレッラなど。どれも、むちゃくちゃおいしい。こればっかり頼んでワイン飲んでもいいぐらい。Fritto romano という羊の脳みそのフライも食べたかったが、妻に却下された。

Rigatoni con pajata d'abbacchio

Matricianella_2

子羊の小腸とトマト風味のリガトーニ。半分ぐらいはおいしく食べれたが、結構こってりしているせいか、お腹にもたれて全部食べきれなかった。

Bocconcini di vitella con carciofi

Matricianella_3

仔牛のボッコンチーニ、アーティチョーク添え。またまたこってりしたものを頼んでしまった。けど、お肉は柔らかくて全部食べれた。ローマで食べる本場イタリアンは、なかなかおいしいけど、メイン料理に限っていえば、日本のイタリアンレストランで出る方が、おいしい気がする。

車がほとんど通らない裏通りにあるせいか、テラスで食べていると、どこからともなくフルート吹きがやって来て、演奏を始めだした。タダでこんなことするわけないわなと思っていたら、何曲か演奏後、案の定チップを要求してきた。他の客がどうするか見てから決めようと思っていたら、いきなり最初にこっちにやって来た。よくわからないので、とりあえずチップは渡さず。様子を見ていたら、半分ぐらいの客がチップを渡していた。こういう場合、チップを渡した方がいいのかな。

通りを眺めながらランチを食べていると、多くのサラリーマン風の人たちが、おいしそうなジェラートを手にしながら歩いていた。この近くにおいしいジェラート屋があるに違いないと、ジェラートを持った人を辿っていくと、すぐ近くに「Champini (チャンピーニ)」というジェラッテリアを見つけた。

Ciampini

ここのジェラートも激ウマ。日本のチョコ味のアイスと違って、こっちのはチョコ本来の甘みがしっかりしていて美味すぎる。

Ciampini_gelato

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アウグストゥス帝廟~スペイン広場(ローマへの旅30)

2006-06-12 | イタリア旅行2006

マルグッタ通りからアウグストゥス帝廟までは、遠そうに思えて意外と近かった。

Mausoleo_di_augusto

ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスのお墓。エジプトのアレクサンダー大王の墓を模して建造されている。雑草や木々が生い茂り、後ろから見ると遺跡には見えず。西暦29年に造られた物なので、約2000年の歴史が染み付いているのだろう。

ローマ市内をのんびり歩いていると、小さな広場に市場のようなものを発見。

Negozio_di_vendure_1

日本でもよく見るものから、ローマでしか見られないものまで、いろいろな果物や野菜を売っている。

Negozio_di_vendure_2

でっかい carciofi (アーティチョーク)を剥いているところを発見。日本では、ほとんど売っているのを見たことがないけれど、こっちではかなりポピュラーな食べ物。

その後、またブラブラしながら、スペイン広場まで歩く。休日ほどではなかったが、あいかわらず、ここはすごい人ごみ。せっかくなので、愛想の良さそうなイタリア人に声を掛けて、スペイン階段をバックに写真を撮ってもらった。

イタリア語で話しかけたら、おじさんは大喜びで、「イタリア語、しゃべれるの?」と聞いてきた。「ちょっとだけならしゃべれる。」と言うと、飛び跳ねそうなほど大喜び。日本が大好きで、何度も行ったことがあるとのこと。最初は、気を使ってか、簡単な単語を使ってゆっくり話してくれたのだが、徐々に興奮してきて早口になってきて、最後のほうは半分ほどしか理解できなかった。それでも、楽しい実践イタリア語講座を受けることができ、超ラッキーだった。

ランチを食べる予定のお店の場所が、ボルゲーゼ宮の近くだったので、コンドッティ通りを歩いて行くことに。途中すごい人だかりができていたので、何だろうと見てみると、ブルガリの店に小さなクレーン車が突っ込んでいた。

Bvlgari

なんでも、二人組みの泥棒がショーウィンドウにクレーン車で突っ込んで破り、宝石等を盗もうとしたが、意外とガラスが頑丈で、ひびは入ったものの割れず、そのまま何も盗れずに逃走したとのこと。なかなか間抜けな泥棒さんたちです。

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マルグッタ通り(ローマへの旅29)

2006-06-10 | イタリア旅行2006

ポポロ広場から南に向かって、バブイーノ通り、コルソ通り、リペッタ通りの3本の通りが走っている。まっすぐ進んでいくと、スペイン広場に突き当たるバブイーノ通りを歩いていく。途中、道一本路地に入ると有名なマルグッタ通り。

Via_margutta_e

朝早いせいもあって、誰も歩いておらず、たまに地元の人らが立ち話をしている程度。この静かな通りをゆっくりお散歩。この通りに、「ローマの休日」でグレゴリー・ぺックが住んでいたアパートがある。”マルグッタ51番”と地図には書いてあるが、その近辺まで行ってもよくわからず。なぜか外で新聞を読んでいた地元のおっちゃんが、「それ、ここやで」と教えてくれた。

思っていたよりも狭い入り口を入っていくと、意外と広い中庭が。

Via_margutta_51a

映画は2,3度見たことはあったが、それも随分前のことなのであんまり覚えておらず。というわけで、撮影場所がどこなのか、見当がつかない。こんなことなら、行きの飛行機の中でちょうど「ローマの休日」が流されてたので、ちゃんと見ておくべきだったなと少し後悔。よくわからないので、雰囲気の良いところで何枚か写真を撮っといた。

Via_margutta_51b  Via_margutta_51c

Via_margutta_51c_1

その後、またぶらぶら散歩。朝のローマの清清しい空気が、気持ちよい。

こちらは、この通りにふさわしくおしゃれなリストランテ。まだ開店前。

Via_margutta_ristorante

ローマを歩いてると、至る所で目に入るちっちゃな噴水。この噴水もなかなか個性的。ローマでは、噴水に変な顔の彫刻付けるの流行っていたのだろうか。

Via_margutta_d_1

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ポポロ広場(ローマへの旅28)

2006-06-06 | イタリア旅行2006

地下鉄A線のフラミニオ駅を出ると、すぐ目の前にポポロ広場が広がる。

広場の中央には、初代皇帝アウグストゥスがエジプトから戦利品として持ち帰ったという、紀元前13世紀に作られたオベリスクが立っているのだが、あいにくの修復中。それにしても、ローマは古い建築物が多いせいか、よくこんな風にカバーをかけられて修復作業をしていることが多い。

Piazza_del_popolo

工事のためにオベリスクの周りを囲っているカバーに、その模様の絵が描かれているのがおもしろい。オベリスクの足元には、エジプト出身らしく4体のライオンの噴水が水を噴き出しているはずだが、見れず。

その南側には、双子教会と呼ばれている Santa Maria dei Miracoli (サンタ・マリア・デイ・ミラコリ教会、右側)と Santa Maria di Montesanto (サンタ・マリア・ディ・モンテサント教会、左側)。

Gemelli

双子というだけあって、そっくりに見えるが、実は、右の教会の方が敷地面積が大きくなっている。広場に立って見た時、その違いを解消するために、右の本堂のクーポラは正円、左は楕円に設計してある。

もう一度、広場北側に目を向けると、かつてはフラミニオ門と呼ばれたポポロ門が目に入る。

Porta_del_popolo

北からの巡礼者は、広場中央のオベリスクを目印にやって来て、この門で身分を調べられたとのこと。

フェリーニ監督も常連だったという1950年創業の老舗カフェ「Canova (カノーヴァ)」で一杯。値段は観光地のせいか、ちょっと高め。

Canova

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「Il Bacaro」(ローマへの旅27)

2006-06-04 | イタリア旅行2006

晩ご飯は、パンテオンから北に向かって少し歩いたところにある「Il Bacaro (イル・バカロ)」という店に。

予約は取っていなかったが、入れなくてもパンテオン近くなら他にもたくさんリストランテがあるしと思い、直接行ってみた。店内は予約で一杯なので、テラス席ならOKとのこと。5月の晩ということで若干冷えてはいたが、我慢できないほどじゃないとテラス席で食べることにした。

Il_bacaro

アミューズいわゆる付き出し

Il_bacaro_1

フォカッチャなんだけど、しっとりさせてあり、おいしい。

Pate di foie gras con crostini

Il_bacaro_2

フォアグラのパテ。大好きなフォアグラをメニューに見つけてしまったので、思わず注文。量は少ないものの、なかなかおいしい。

Spaghetti con bottarga e carciofi croccanti

Il_bacaro_3

カラスミとアーティチョークのスパゲッティ。写真は暗くてわかりにくいが、黄色い色したカラスミがたっぷりパスタに絡まっている。日本でカラスミと聞くと、ボラの卵というイメージがあるが、味と香りはマグロっぽかった。それにしても、イタリアではパスタなら何食べてもはずれなし。

Carpaccio caldo di manzo con radicchio , cicorietta e tartufo

Il_bacaro_4

仔牛のカルパッチォ、チコリとトリュフ添え。カルパッチョの上には、贅沢な量の黒トリュフ。香りがすごい。肉自体の味付けが少し物足りなかったが、その柔らかさには大満足。

店内は小さく、石畳の上に並ぶテラス席もちょっと傾いていているものの、おしゃれでそれでいて落ち着く感じ。たくさんの地元の人たちで賑わっているのもわかる気がする。しかも、カラスミのパスタは、激ウマだった。

お腹も落ち着いたので、近くにあるジョリッティでジェラートを食べて帰ろうと思ったが、行ってみるとすでに店仕舞いをしている最中だった。ガイドブックには、翌1時まで開いていると書いてあり、まだ1時まで時間あるのにと思ったが、イタリアではそんなことはざらにあるのでしょうがないなと諦めた。

ホテルに帰ると、この時間なのに、すぐ横にあるおばちゃんの店が開いていた。ラッキーと思い、ジェラートを買ってホテルの部屋で食べることにした。今回は、ティラミスとクリームチーズ(だったかな?)。やっぱりうまかった。こんな小さなお店でも、ジェラートは手作りなんだろうか。

Gelato

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スペイン広場→サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂(ローマへの旅26)

2006-06-03 | イタリア旅行2006

骸骨寺を見学した後は、歩いてスペイン広場へ。途中、膀胱が破裂しそうなほどの尿意に襲われ、通りかかりのBARに駆け込んだ。観光地から離れたBARは、caffe の値段も安くて良心的。ついでに、トイレも借りれてラッキー。あんまり暑いので、caffe freddo (エスプレッソの冷たいバージョン)を注文。おばちゃんに、caffe freddo 一杯と頼んだら、店の奥の人に2杯作ってと言ってたので、何でだろうと思っていたら、もう一杯は自分で飲んでいたので笑ってしまった。

Caffe_freddo

BARで買ったミネラルウォーターを飲みながら、トリニタ・ディ・モンティ広場へ。あいにくトリニタ・ディ・モンティ教会は工事中だった。広場では、たくさんの絵描きさんたちが絵を描いていて、それを覗きながら歩くのも楽しい。階段上の広場からは、スペイン広場、そこから続くコンドッティ通りが眺められる。

Via_condotti

階段下から見上げたところ。誰もが一度は見たことがあるアングル。

Piaza_di_spagna_1

たくさんのツツジで飾られていて美しい。季節的にもいいせいか、それにしても人が多い。巨匠ベルニーニの父ピエトロ作の「船の噴水(バルカッチャの噴水)」の周りには、噴水を見て涼む人でびっしり。船から流れ出ている水を飲んでいる人もいた。

Fontana_della_barcaccia

買い物後、さすがに歩き疲れたためタクシーで、ホテル近くのスーパーマーケットへ。日本のスーパーとは全然雰囲気が違っていておもしろい。観光客用の店で売っているものと同じものが、全然安い値段で売っているので、断然お得。ここで自分達の分も含め、お土産を大量に買い込む。

Supermercato1

チーズの大きさがでかい。しかも安い。日本で買ったら、かなりの値段しそう。

Supermercato2

見たことのない魚介類がたくさん並んでいる。海の幸も、新鮮そうなのが意外とたくさん置かれていて驚いた。

荷物が多いので一旦置きにホテルへ。その途中に San Giovannni in Laterano (サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂)がある。

San_giovannni_in_laterano

教皇座がヴァチカンに移るまで、長い間カトリック教会の中心的存在であった格式の高い大聖堂。キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝が、教皇メルキアーデに土地を与えたのが始まり。中を見学したかったが、すでに夜7時をとうに過ぎており、閉まっていた。もちろん、その向かいにある Scala Santa (聖なる階段)も見学できず。ちなみにこちらは、本当か嘘かはわからないが、キリストが裁判の日に上ったという階段で、エルサレムのピラトの宮殿にあったものを運んだという。今だにひざまずいてこの階段を上がる信者の絶えない場所だとのことだ。

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骸骨寺(ローマへの旅25)

2006-06-02 | イタリア旅行2006

バルベリーニ広場の中央には、バルベリーニ家の依頼でベルニーニが制作した「トリトンの噴水」があるはず。だが、四方をビニールシートで覆われていて工事中。かろうじて、ほら貝を持った海神トリトンは見えるが、4頭のイルカに支えられている部分は見えず。しかも、水が噴き出していないと、意外と味気ない。

Piazza_barberini

バルベリーニ広場にあるもう一つの噴水「蜂の噴水」。こちらは、交差点の角にあり、あまり目立たない。トリトンの噴水同様、ベルニーニ作。開いた貝に蜂が三匹とまっている。三匹の蜂は、依頼者バルベリーニ家の紋章。

Fontana_delle_api

このすぐ近くに、「Santa Maria Immacolata Concezione (サンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会)」がある。

Smaria_immacolata_concezione

キリスト教の一派、カプチン・フランシスコ会の教会。通称「骸骨寺」と呼ばれるこの教会は、カプチン派の修道士の納骨堂があることで有名。珍しいもの見たさ(恐いもの見たさ?)の観光客が、ちょこちょこ出入りしている。入り口の修道僧に心づけを渡し、いざ内部へ。

廊下に沿って、いくつかの部屋に分かれていて、約4000体もの修道僧の骨が納められている、というよりも、その骨で思いっきりアートしているといった方が相応しいだろう。いろいろな骨の部分を組み合わせて作られたシャンデリアが天井から下がっていたり、頭蓋骨を重ねてアーチ型にしてみたり、骨で作った時計が壁に貼ってあったり、部屋中の装飾が全て骨で作られている。納骨堂内は、撮影禁止のため写真は撮れませんでした。

最後の部屋の真ん中には、「What you are now we used to be : what we are now you will be」と書かれている。確かにふと足を止めて考えさせられる一文ではある。

いつか復活することを願って、骨となってここに納められているとのことなのだが、修道士たちはどういった気持ちでこの装飾を作ったのだろうか。子供の骨とかもあったが、もしかして親たちが、自分の子供がいつか復活するようにと願いながら飾ったりしたのだろうか。そう考えると、スティーブン・キングの「ペット・セメタリー」を思い出し、その狂気に少しぞっとした。

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トレヴィの泉(ローマへの旅24)

2006-05-31 | イタリア旅行2006

多くの観光客で賑わうトレヴィの泉。見ているだけで少し涼しく感じる。

Fontana_di_trevi

「バロック建築の傑作」とガイドブックには書かれているが、芸術にはとんと無頓着なので、バロックってなに?と思って、一応調べてみると、

「語源はポルトガル語のBarocco(歪んだ真珠)といわれ、元々は一部に見られるグロテスクなまでに装飾過剰で大仰な建築に対する蔑称であったが、のちに広く17-18世紀の美術・建築に見られる傾向を指す様式概念として用いられるようになった。」と書かれている。

う~ん、難しくてよくわからず。ようするに、17-18世紀に流行った派手派手な美術品や建築物ってことかな。

ま、そんなことよりも、ここに来た目的は、コインを投げること。1枚投げ込むとローマに再訪でき、2枚投げると好きな人と結ばれ、3枚投げると嫌いな相手と別れられるという。もちろん、後ろ向きに1枚投げ込んできた。単なる言い伝えかなんかだと思うけど、これでまたローマに来れる、と一安心。

そのまま、歩いてバルベリーニ広場の方向へ。その途中の裏道に、ディナーで行きたいと思っていた「コリーネ・エミリアーネ」というリストランテがあるので、予約をしておこうと立ち寄った。ちょうどランチタイムが終わったところで、お店の人がいたので、今夜のディナーの予約を取りたいと言ったら、今晩は臨時で休むとのこと。残念だが、仕方ないので、諦めた。商売っ気がなく、休みの日でもないのに、平気でお店も閉めちゃうところがイタリア人らしいともいえるのだが。次回ローマに来た時は、絶対この店でトルテリーニを腹一杯食べてやると誓ったのでした。

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「ジョリッティ」と「マルクス・アウレリウスの円柱」(ローマへの旅23)

2006-05-29 | イタリア旅行2006

「アルマンド」で昼食後は、すぐ近くにある「Tazza d'oro (タッツァ・ドーロ)」という有名コーヒー店に。店内は、昼食後のカッフェを飲むサラリーマンで一杯。店内では、コーヒー豆も売っていたので、自分へのお土産に一袋買っていくことにした。

Tazza_doro_1

その後は、「Giolitti (ジョリッティ)」というジェラッテリアへ。

Giolitti

ここは、どのガイドブックにも載っている超有名店。中では、ジェラートだけでなく、軽食っぽいものも売っている。店内は、ジェラートを食べようとする人で、すごい行列ができている。CASSAでコーンの大きさを言ってお金を払い、列に並ぶ。ほとんどの人が、2種類の味を頼んでいる。同じ値段で、1種類でも2種類でも頼めるんだろうか、と疑問に思ったが、チョコとヨーグルトと言ったらそのまま2種類をコーンに乗せてくれたので、値段は変わらないようだ。味は、もちろん期待通り激ウマ。ローマに来たら、絶対ここでジェラート食べなきゃ損とまで言い切れるほど。

次に、コロンナ広場(訳すと円柱広場、わかりやすい名前)にあるマルクス・アウレリウスの円柱を眺めに。五賢帝の一人で、カンピドーリオ広場中央にあった騎馬像の皇帝。円柱の表面には、ゲルマニア戦役の場面が螺旋状に描かれている。映画「グラディエーター」の冒頭の戦闘シーンは、このゲルマニア戦役の中のワンシーンである。円柱は、かなり高い台座の上に乗っかっているので、肉眼で詳しくその浮彫を見るのは難しい。後でじっくり見るために、デジカメで撮影したが、画像を拡大しても、いまいちはっきりと見えなかった。残念。

Colonna_di_marco_aurelio

その後、誰もが知っているトレヴィの泉に。途中、「ガレリア・コロンナ」というショッピングモールの中を通った。古い建物をうまく利用して、こういったショッピングモールとして使うところが、いかにもローマらしい。通路のど真ん中に、BARがあってびっくり。買い物に疲れた人たちが、くつろいでいた。

Galleria_colonna_2

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「Armando al Pantheon」(ローマへの旅22)

2006-05-28 | イタリア旅行2006

お昼ごはんは、パンテオンのすぐ近くにある「Armando al Pantheon (アルマンド・アル・パンテオン)」で。ちょうど12時15分の開店の時刻ちょうどで行ったため、すぐ席に着くことができた。

ワインはハーフで。以前、フィレンツェに行った時、晩ごはんでフルボトル開けたら、時差ぼけと観光疲れで結構酔ってしまい、半分意識が飛んでしまったことがあるので、それ以来、旅行中はお酒控えめにしている。

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Bruschetta al pomodoro

Armando_2_1

トマトのブルスケッタ。生のトマトはあまり好きではないのだが、チャレンジしてみる。あれれ、これはおいしい。全然生臭くない。日本のトマとは味が違うのか、それとも観光気分のため、そう感じるだけなのだろうか。不思議に思い、この後、ローマでトマトを何度か試してみた。普通のトマトはおいしく感じたが、ミニトマトだけは、あまりおいしく食べれなかった。ということは、やはりローマのトマトの味自体が、おいしいのかもしれない。

Spaghetti alla carbonara

Armando_3_1

本場のカルボナーラは、生クリームを入れないらしい。そのせいか、卵のおいしさとペコリーノチーズの香りが、口の中で際立ってくる。美味い店はどこもそうだが、パンチェッタの塩味がいい具合だ。

Faraona ai funghi portini e la birra nera

Armando_4

ホロホロ鳥とポルチーニ茸の黒ビール煮込み。しっかりした味のソースのせいか、ホロホロ鳥の臭みは全くなし。肉も柔らかく、骨からポロポロはずれて食べやすい。

最後にデザートを食べるか迷ったが、近くのジェラッテリアに行こうということで、ここでは我慢。

Armando_1_1

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パンテオン(ローマへの旅21)

2006-05-27 | イタリア旅行2006

ナヴォーナ広場からパンテオンまでは、歩いてもほんの少しの距離。よく考えると、ローマは、有名な観光地を回るだけなら、そんなに大きな街ではない。体力さえあれば、一日でたくさんの有名どころを見ることができる。ただ、途中でゆっくりご飯食べたりもするし、おしゃれなBARやおいしそうなジェラッテリアがいたるところにあり、その誘惑にはなかなか勝てないため、そう一気にたくさん回れないのが事実。

パンテオン

Pantheon

古代ローマ時代の建造物で、ほぼ建築当時の姿をしている。もともとは、古代ローマの水道建設者でもあるアグリッパが建てたものだが、火災で焼失後、118年にハドリアヌス帝が建て直した。この堂々たる佇まいを見ていると、約1900年もの間、風雪にさらされながらも、建設当時の姿をローマ市民に見せ続けてこられたというのもうなずける。

Interno_della_pantheon

以前、ここに来た時は、あいにくの曇り空で、天窓しか明かりの取れないパンテオン内部は、薄暗い雰囲気だったという印象が残っていたが、今回は運良く晴れ。天窓から太陽の光が差し込み、その素晴らしさに感動すら覚えるほどだった。このクーポラの頂上の天窓は、直径9メートルもあるという。何もかもが大きいので、そんなにあるようには見えない。ちなみに、壁の厚みは6.2メートルもある。それだけ厚くしないと、この石でできた巨大な建造物を持ち堪えることができないのだろう。

パンテオン前には、若干小ぶりのロトンダ広場がある。中央には、オベリスクが立ち、その周りには、またまた噴水。

Piazza_della_rotonda

ナヴォーナ広場のムーア人の噴水同様、奇妙な顔をした像から水が吹き出ている。

Piazza_della_rotonda_1_1

Piazza_della_rotonda_2

Piazza_della_rotonda_3

Piazza_della_rotonda_4

4方向を向いた顔は、どれも個性的で変わっていて見比べるとおもしろい。

変な顔をした噴水の前の階段に座って、心ゆくまで巨大建築物を堪能した後、お昼ごはんを食べに行くことにした。

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