茶屋町駅から下津井駅まで約20kmのサイクリングロード(茶屋町児島自転車道)があると知って行ってみた。
1991年に廃線となった下津井電鉄跡をサイクリングロードにしたものだそう。
ほんとはJR茶屋町駅の南側から始まるんだけど、走りやすい吉岡川沿いを通って藤戸で合流することに。
ここら藤戸は源平合戦の古戦場跡。
盛綱橋上にある佐々木盛綱像の前を通り、
こちらが経ヶ島。佐々木盛綱に浅瀬を教えた「浦の男」の供養に建てられたという。
少し東に走ると茶屋町児島自転車道に合流できる。
標識によると、茶屋町から約2000メートルの地点。
藤戸駅跡を発見。駅名は剥げて、かろうじて「ふじと」と判読できた。時の流れを感じさせる情景。ちなみに茶屋町児島間が廃線になったのは1972年だそう。
ときどき車道と交差するところはあるものの、走りやすくって最高。
福田駅付近でちょっと道に迷った。
大池の横を通り、ちょっと行ったところ、このピンクのお店が見える通りに出たところでもう一回道に迷った。
左に曲がり、坂道を下って道路を渡り少し行くと、右手に自転車道を発見。
すぐに稗田駅跡を発見して一安心。
ここは歩道橋を自転車を押して上がります。
ただこの辺りから、自転車道を車道が分断する箇所が多くって、その度にスピードを落とさないといけないのが煩わしい。
大正橋を渡ったあと、ちょこっと迷ったが、すぐ「風の道」という標識を発見。
帰りに気付いたんだけど、児島駅跡もあり。日曜のみ開けていて見学できるとの張り紙が。中を通ったけど、見学している者はほとんどいなかった。
ここから下津井駅跡までは「風の道」という名前が付けられ整備されている。この部分が廃線になったのは1991年なので、ちょうど20年前。
整備されてはいるが舗装された道ではないので、少々走り心地は悪い。ただ、この方が雰囲気があっていい感じ。ウォーキングしている人や地元の人たちがちょこちょこ歩いているのでゆっくり走る。茶屋町児島間に比べると、下津井電鉄線の跡が残っていてゆっくり走りながら見ていても楽しい。
備前赤崎駅跡。両サイドにホームの跡が残っており、当時の情景を少なからず想像させられる。
遠くに鷲羽山ハイランドの観覧車が見えてくる。
この後、大きい道路を2回横断する。自転車道の前に横断歩道がないので、ちょっと遠回りが必要。
ここらから鷲羽山への登り道が始まるが、電車の通っていた道だけあって傾斜がそれほど厳しくないせいか、思ったよりしんどくなかった。
児島ボートの全景を見ることができるスポットあり。すんごい爆音でボートが走っていた。この近辺だけは、年配の方たちが何人もいて、ボートを眺めていた。
鷲羽山駅跡にはトイレあり。ここからは瀬戸大橋を眺めることができます。この素晴らしい景色は坂道を上ってきたご褒美。というわけで、ここでしばし休憩。
静かな山道が多いです。
終点の下津井駅跡に到着。
かつてのホームと、その奥にはかつて走っていたと思われる電車が保存してありました。日曜というのに周りには誰も人がおらず、かなり寂しげな雰囲気が漂っていました。
ネットを検索していると、現在と電車が走っていた当時の写真を載せているページを発見し、見ていると時代の流れを感じさせてくれました。
距離:62.16km、時間:3時間26分