鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

アカアシチョウゲンボウ

2011-10-25 20:16:00 | 鳥撮る
   
二回目の冬のマイフィールドの23日、アカアシはまだ飛び回り多くのバーダーカメラマンで賑わっている。その中に潜り込みシャッターを切る。ときたま晴れ間は出るが曇り空の一日、枚数を切るが手ごたえ無し。

ここ牧草地ではバッタを狙っている。上空で旋回し確認すると急降下して捕えたり横からかすめるように捕獲するが、その一瞬は遠距離では写真にならず、近くではスピードがあり年寄りにはついていけない。
文献によると越冬地ではすべて昆虫類とあるが23日お昼頃フィールドの近くに住むバーダーカメラマンが、白黒のセキレイを捕えて逃げたのを目撃している。ハヤブサもチゴハヤブサと同じように空中で昆虫を捕まえ、空中で食しているのを見たことがある。

また越冬地で集団塒するとある。夕方上空で2羽が3羽になり旋回しながら高度を上げて消えていく。渡りの途中一時滞在のこの場所でも、複数ならかたまって夜を過ごすのではと推測するが・・・

スライドショウは電線から飛び立ちバッタを捕獲するために上空を旋回し急降下、その時下面を上にしひねりを入れているが顔は獲物から目を離さない。このひねりを入れる行動は何の意味があるのだろうか、たかがバッタなのに。



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冬のマイフィールド

2011-10-20 20:22:00 | 鳥撮る
   
10月16日の日曜日冬のマイフィールドに出かけた。先日アカアシチョウゲンボウ幼鳥個体が入っていると連絡があり、こりゃぁ人が多いことだろうと思いきや案の定バーダーでごった返していた。

ここは年々トウモロコシ畑が多くなってきたが、まだ牧草地は何枚か残っている。刈り取られる前の牧草地にはトノサマバッタが多く飛び跳ねている。図鑑には5~6㌢とあるが見た目にはもっと大きく見える。
縦横に走るアスファルトの道路上には温度が上がるとバッタ類が現れ、カラスもトビも御馳走にありついている。旬の味である。アカアシチョウゲンボウもこれが主食である。
二羽が四羽に増えて五羽見たという人もいるが、人間様バーダーカメラマンも関西、関東並みの数に日々増えている。

同じマイフイールドに2007年10月に現れた幼鳥一個体、二日間の付き合いで私にとって貴重な写真の収集ができ2008年自費出版した枯野の猛禽 笠岡湾干拓」写真集 のP1~12に18点の写真を使用した。smile

この度私が付き合った一個体は頬が薄茶色、オレンジ色に見えた。2007年の個体と他の地に現れた幼鳥個体はみな頬が白い。この違いは個体差なのであろうが気になるところである。



頬部分がオレンジっぽく見え頭上は成鳥羽のグレーが何枚か見える
爪の白さもはっきり見えた





尾羽の上面を含め褐色がはっきり見える。



写真集にも記載したがアカアシチョウゲンボウの和名であるが
飛翔パターンはハヤブサ飛行である





温度が上がるとアスファルトに飛び出してくるバッタ。
遠くでカラスやトビも御馳走にありついている。



2011秋最後のハチクマ

2011-10-19 21:32:00 | 鳥撮る
   
大瀬山は残りを押し出すようにハチクマの渡りはまだボツボツ続いている。私の画像整理はまだ旬の最中であるがもう10月下旬冬のフィールドに入った。
ここらでハチクマは中断し、枯野の猛禽の世界へとスイッチを切り替えよう。

ハチクマは中途半端で終わるが最後にもう一つの特徴は、近距離での撮影である。順光で頭上で群れが舞う「肉眼の方がはっきり鷹斑が美しく見える」と言わしめることが何度もある。
アップ個体の写真は何時でも撮れる、それよりは群れ、短いレンズで群れを撮れとここの主の声であるが。
何時でも撮れるアップも私のテーマのひとつ。撮りまくって収集整理すれば新しいものが見えてくる。ハチクマとの近距離も大瀬山の大きな魅力である。



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ハチクマ 幼鳥の虹彩

2011-10-15 19:58:00 | 鳥撮る
   
図鑑、文献には幼鳥の虹彩は暗色とある。
三年前大瀬山から帰った東の方の人から、幼鳥の虹彩は黄色だと画像とともにメールが来た。南の方からも黄色の個体がおったとこの人も同じよう画像を送ってきた。
光の角度によって黄色に見える時もあると説明したがお二人にはこの答えでは納得してもらっていないようだ。

昨年と今年のミツバチスタジオで、この点雄個体を注意していた。
2011年春自費出版した写真集「ミツバチスタジオから見えてきたもののP13雄の眼、P23の雄の両眼等で、角膜、あるいは角膜をカバーしている膜にヒントがあるのだろうと素人の考え。

そうだ私には強い味方がいた、若くて美人の獣医さんbeautyこの人は、保護された自然界に復帰できないハヤブサを数個体、面倒をみて繁殖をも試みている。男性ならメールでやり取りでいいが、女性はお会いして詳しく専門の話を聞いてみたい、と思っているが私にはなかなか時間が取れない。
眼球、虹彩等専門的な解説はまだ先になりそう。



同個体であるが時間差で暗色に見えたり、虹彩が見えたり





幼鳥には黄色と墨を落としたようなくすんだ黄色の二タイプの
虹彩を確認しているが。



写真集P13に舌先の針状のものを出し入れする説明の絵であるが
、10㍍切った近距離での眼球に注目



同じく写真集P23の絵は、蝋膜で成熟の雄の説明であるが
両眼球の虹彩の違いも注目。



ハクトウワシの眼球であるがハチクマも基本的に同じであるが
角膜、レンズが伸び縮みするズームになるのだろうか、とこれまた素人考え。



ハチクマ 飛行うんちく

2011-10-13 20:25:00 | 鳥撮る
   
群れの中、ハンディがある個体もいる。尾羽がない個体、中央尾羽にアンテナを付けられていた個体、腑蹠に付けられた結束バンドに尾羽の長さの倍はあろう枝をひっかけて飛んでいる個体、背に発信器を負わされてアンテナが上に伸びている個体。ハンディがある、ハンディを抱えている個体であるが、同じように群れとともに行動、西方向へと渡って行った。



背中で尾羽がないと声がしたが、その時私はもう尾羽外側一本の
個体をフアィンダー内に捉えていて、大丈夫かと心配していた。



向かい風の中の飛翔、垂直尾羽があったらまるで飛行機だ。
渡り鳥は追い風を利用していると文献に掲載されているが、
それって違うでーと思う。現場で見ていてもハチクマは
追い風を利用しているとは思わず、気圧、気流等、体で
大気の情報を収集して行動をしている。  
オオソリハシシギの春の北上を人工衛星追跡調査で、ニュジーランド
から中国、韓国まで一万㌔以上を一週間無着陸で飛行、追い風がない
北に向かって非常に効率よく長距離を飛べることが分かったとの新聞記事。
鳥たちが持っている知恵と本能で目的地へと飛んでいくのであろう
追い風関係なく。



早朝サンショウクイ、コムクの群れが時々現れ、羽ばたきと弾丸飛行で
大気の中へ突っ込んでいくようなスピードで、東シナ海の空の彼方へ消えていく。