鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ハチクマ

2023-08-23 09:57:20 | 鳥撮る

2023年のミツバチスタジオはアッと言う間に終わったが、毎シーズンイメージしていた日光浴シーンにやっと出会った。スタジオには抱卵期だけ現れ、個々の食欲を満たすだけのハチクマの雄と雌。日光浴目的だけに現れる個体もいる。毎シーズンではないが以前から、このミツバチスタジオで日光浴は行われている。

週末日曜日だけ観察の私は、今シーズン6月20日初めて念願の日光浴シーンに出会った。それもこの日だけで同時刻に雌2個体、1時間おいてまた同時刻に雌3個体が日光浴。それぞれ巣が離れているが気象温度等を把握し、同時刻にスタジオに複数で現れて日光浴。捨て巣を求めてやって来る時も複数の事も多い。

あまり鳴かないとされているハチクマ、スタジオでは姿は見えないが相手を呼んでいるかのような声や、鳴きかわしているような声も何度も聞こえてくる。スタジオ内で姿を見せ枝に止まり嘴を大きく開け、高い声で12分間も鳴き続けていた雌も観察された。鳴き方は目的や意味があるのであろうが、明解な答えは難しさがある。

他のタカ類にはみられない、ハチクマの複数行動の社会性をこのスタジオで見せてくれたが、なぜなぜが多い不思議なタカである。

 

 

 


マダラチュウヒ

2023-08-08 09:43:31 | 鳥撮る

残暑お見舞い申し上げます。

暦の上ではもう立秋。台風発生で大暑、大暑は続く。フリーになって2年目の夏であるが、昨年の夏は何をしていたのか思い出せない。この猛暑でボケが始まったのかなー。

二階の窓を開けぱなし、玄関も三階に上がるドアーも開け、扇風機も全開。セミの大合唱も全開の中、毎日パソコンの前。

やっとパソコンでの仕事が一区切り終わったので、気になっていた春に出たマダラチュウヒ雄をこの残暑の中、飛んでもらった。5月6月、栃木の渡良瀬でマダラチュウヒ雄1羽が飛び回り、多くのバーダーカメラマンも駆け付けたと聞いた。この個体の画像が我が家にも飛んできた。よく見ると画像は遠く100メートル以上はある飛翔シーンで、形態の細部までは解らなかったが、上尾筒の横帯と尾羽全体に濃淡の色になっていた。

マダラチュウヒ雄より3センチ大きいハイイロチュウヒ雄の成鳥過程を30シーズン観察し、まとめ写真集にしている事と、2022年春マダラチュウヒ雄成鳥の出会いとを重ね合わすと、渡良瀬個体は3年目若雄と思う。比較するために2022年春一時滞在した雄成鳥の形態が分かる画像を並べてみた。

頭から体にかけての黒い部分は、青色光沢がある黒色であるが、距離があると青色光沢はなかなか見られない。蝋膜は黄色であるが、黒の針状羽があり、距離があると蝋膜も黒ずんで見える。上尾筒は横帯は無く、羽毛一枚一枚の羽縁は白い。これも距離があると白一色に見える。尾全体も淡灰色一色になっていた。細かく見れば、次列前縁雨覆いも上尾筒の羽の模様と同じに見えた。

環境によって違いがあるのだろうが、ハンティング飛翔はチュウヒの高さで、上空から眼で獲物を探しているようだ。マダラチュウヒは脚が長く、草原でも歩いて獲物を探し捕食していた。