鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ハチクマ 飛行うんちく

2011-10-13 20:25:00 | 鳥撮る
   
群れの中、ハンディがある個体もいる。尾羽がない個体、中央尾羽にアンテナを付けられていた個体、腑蹠に付けられた結束バンドに尾羽の長さの倍はあろう枝をひっかけて飛んでいる個体、背に発信器を負わされてアンテナが上に伸びている個体。ハンディがある、ハンディを抱えている個体であるが、同じように群れとともに行動、西方向へと渡って行った。



背中で尾羽がないと声がしたが、その時私はもう尾羽外側一本の
個体をフアィンダー内に捉えていて、大丈夫かと心配していた。



向かい風の中の飛翔、垂直尾羽があったらまるで飛行機だ。
渡り鳥は追い風を利用していると文献に掲載されているが、
それって違うでーと思う。現場で見ていてもハチクマは
追い風を利用しているとは思わず、気圧、気流等、体で
大気の情報を収集して行動をしている。  
オオソリハシシギの春の北上を人工衛星追跡調査で、ニュジーランド
から中国、韓国まで一万㌔以上を一週間無着陸で飛行、追い風がない
北に向かって非常に効率よく長距離を飛べることが分かったとの新聞記事。
鳥たちが持っている知恵と本能で目的地へと飛んでいくのであろう
追い風関係なく。



早朝サンショウクイ、コムクの群れが時々現れ、羽ばたきと弾丸飛行で
大気の中へ突っ込んでいくようなスピードで、東シナ海の空の彼方へ消えていく。