鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ハチクマ 空と海

2011-10-10 17:07:00 | 鳥撮る
   
秋 ハチクマの渡りの旬は終わったが、私には画像の整理で旬はつづいている。
大瀬山の展望台には多くのバーダーカメラマンがひしめいている。ハチクマの数の多さと近さに感動、そして撮影で満足される人が多いと思う。

だが ここならではの光景をカメラマンは知らない。遥か遠くのプロミナ、双眼鏡の世界であるが6百、7百という数百のハチクマが帯状になって東シナ海を渡っていく。声が出ず感動ものである。
写真にはならないビデオカメラでも絵にはならないが、このシーンに遭遇した人は、きっと脳裏に焼き付け一枚の写真が出来上がっていることであろう。カメラマンには見られない撮れないここならではのマル秘(?)のシーンである。

ここでのバーダーカメラマンは贅沢すぎるほどシャッターを切る。海を背景に湧いてくるハチクマ、上を見上げれば秋の白い雲に群れ、肉眼でもはっきりと鷹斑見える急接近、これらもここならではのシーンである。
光と主役の数、動きで毎日変化がある、毎シーズン私なりのイメージをしているがなかなか計算どうりにはならず納得の絵はまだまだである。smile



風の弱い朝、左側海を背景に湧いてくる





正面へやってきて高度を上げる



絶えず動く雲と群れ、なかなかイメージどうりには収まらない






ハリオアマツバメ

2011-10-07 20:27:00 | 鳥撮る
   
大瀬山の尾根は乙女の祈りの展望台(ハチクマの渡りの観察場所)海上保安部無線台がどっと座っている広場、もう一つ西側に展望台。この尾根は草地でアキアカネが集まってくる。

秋の渡り時、空に浮く小さな虫アキアカネだけではなくアマツバメ類も求めてやってくる。風の弱いときハリオアマツバメが時々口を開いて大瀬山の周りを飛び回っている。朝の低温時は低く飛び温度が上がってくると高い位置を飛び回る。
何度か、展望台のいる人たちの頭上を手の届くような高さで矢のように横切って行く。飛び去ったあとを目で追うが一瞬の速さで声が出ない。

ハリオアマツバメのこれらの行動は大瀬山の特徴かも。



尾羽の先の羽軸の針、この針が二本見えているときは尾羽を
たたんでいるとき開いているときは10本見える。



一個体の撮影のチャンスは多いが群れはなかなか固まらず難しい。



ほうきで掃いたような秋の雲を入れて群れを狙ってみた。




白い鳥 小鳥

2011-10-05 20:40:00 | 鳥撮る
   
9月24日10時半、遠い緑の中に白い鳥見つけた。展望台にいた人たち、一斉に白い小鳥に注目。
ホオジロの鳴き声がしたが白い鳥が鳴いていたかはわからないという人、嘴はホオジロ類と違うような気がするという人、写真だーとシャッターを切る人、篭脱けかもとワイワイガヤガヤ。みんなが見ていると白い翼、白い尾羽を見せて緑の中へ消えて行った。見えなくなってもなんだかんだと話は続く。

しかしその後、主役であるハチクマが現れるとみんなの頭の中でも白い鳥は消えて行った。



ホオジロのアルビノかぁー、と騒いでみてもこんな遠くでは確認できなかった。






頭上のアート

2011-10-04 20:21:00 | 鳥撮る
   
台風15号が北海道を抜けた後、22~28日一週間大瀬山はまずまずのお天気。

ハチクマの渡りが目的があるがもう一つの楽しみがある。観察場所の頭上、青空いっぱいのアートの世界。私の場合秋の雲を心の奥深くまで楽しませてくれるのはここだけである。すじ雲だー、うろこ雲だー、10キロメートル上空だと教科書のようなことより、空いっぱい青のキャンパスに真っ白い雲が風によっていろんな形を見せてくれる。
今シーズンの新兵器コンパクトカメラで、このアートの世界を切り取ってみた。





ハチクマが途切れた時、空を見上げれば秋の雲。





青い空白い雲、そしてハチクマの群れ これは200㎜レンズで



ハチクマ 渡り観察場所

2011-10-02 21:29:00 | 鳥撮る
   
この度の旅はパノラマ付の新兵器、あきも新ビデオカメラ。二人はぶっつけ本番でモタモタして使いこなしていない。これから失敗を繰り返して学んでいくしかないかぁー。

観察場所は駐車場から急な階段約200㍍、何度登っても私にはキツイ。登れば優しい乙女、50人もいればいっぱいの広さ。海抜250㍍、360度の視界。そして風向計、風速計、温度計、掲示板と記録に必要なものはOK。
雨が襲えば小さな鐘撞堂の屋根の下だけで。プラス横風が吹けば人間様の下半身はもろに雨をかぶる。駐車場まで急いで降り車中で雨を避けることもある。今シーズンは台風15号の後一週間雨なしのお天気でグーであった。

この場所、午前5時過ぎはもう遅いか、人の墨絵がいっぱいだー。



初めてのパノラマ撮影、野外では液晶画面が見ずらくまずは失敗作
東シナ海を背にシャッターを切った。



第七管区海上保安部の設置場所、左側にはパンザーマスト



私のバーダーの大先輩から譲り受けた風向計、今では観察期間中
この場所にでんと座っている。



最高温度と最低温度も表示される、はじめは分かりにくい温度計
今シーズンから新しく掲示板も





唯一の屋根、縦簾も嬉しい日陰を作る。左奥は乙女の祈りの像