鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

タゲリ

2009-12-16 19:55:00 | 鳥撮る
 
フィールドに毎冬200羽前後のタゲリが越冬にやってくる。大きさはハトぐらいだが、後頭に長い冠羽数本あり体上面は緑、紫の光沢があり、子猫に似たミューという声で鳴く。翼は広げるとお洒落な白と黒、お尻(下尾筒)は栗色(雄はこの色を雌にアピールする)。翼先端が丸みがあり幅広、この形がアクロバット飛行術をときどき披露してくれる。

腰痛の日、今シーズン遅い出会い。何か危険を感じ一斉に上空へ飛び、ゴミの塊のように遥か遠くへと双眼鏡の中。タゲリの群れだと分かるように近ずくが、またあっと言う間に遠くへと1200㌶のフィールドの上空いっぱいを右に左に翔けていた。

我が家の本棚から英国人がタゲリについて記載した本を見つけた。
「イギリスは1981年野生生物・田園条例が成立するまで各地で何千何万の卵が取られていたが、成立後卵は食卓から姿を消した。つがいは20万組いたが今は減少している」とある。

フィールドに200羽前後見られていたが、ここでも近年数が減少しているように思う。
                                     
曇り空の中いっぱいに飛び回る。


下面の白黒も美しい。


地上に降りてくるがまた慌ただしく飛び上がる。