鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

腰痛の朝

2009-12-14 20:52:00 | 鳥撮る
腰が痛くて寝不足の日曜日の朝、おじじスタイル、へっぴり腰でテーブルに着き遅い朝食。
こりゃぁ重傷だぁー。今日はゆっくり休んでいようとテレビON。
「豊穣の海・家船に暮らす」呉市豊島での放映を見ていると、その中で船主が“以前東シナ海まで漁に行っていた”とこの一言で私の頭の中はハチクマの渡り検索のキーが動いた。数日前新聞に「奈良時代、五島列島福江島から唐の国へ遣唐使が東シナ海を往復した船は広島県倉橋島で造られ水手(カテ)120人以上も乗り込んだ」の記事。

話はハチクマ、1988年日本野鳥の会の野鳥誌(10月号)に広島県支部が広島市街地をバックに飛ぶハチクマの群れの写真(撮影者サンカク)を添え、中国地方沿岸部を通過するハチクマは長崎、五島列島から中国大陸へ行くのではと推定の記事を載せた。
この時期まで南へ行くとされていたが、この見開きのページを長崎県支部会員が見、1989年秋福江島で渡りを確認された。西進するハチクマ秋の渡りも解明に広島がスタート地点、遣唐使船も広島がかかわっている。

この二点を結びつかないか心の中が渦巻く。鷹が居るフィールドの中で腰を据えて方向性を整理してみようと気を引き締め、腰に湿布を貼り付け元気が出るドリンクを飲みフィールドへ。

コミミズク、トラフズクとバーダーは多いが、サンカクはチョウゲンボウ。警戒心強の雄成鳥とどうすれば、お近ずけになるかこの個体を目で追いながら考えている。
湿布が効いたのか、フィールドに居るからか腰の痛みは忘れていた。
厚い雲の間から顔を出す夕日に10歩でも近ずけたらと、願いながら帰途に着く。
しかし、この二点空と海を結びつけようとするのは無理があり、アホな事なのかも。



胸から腹部まで橙褐色上面の黒い斑が少ない個体。
背面から狙ったが電柱の上ではちと遠すぎる。



第一回の冬を迎える雄個体。今回は綺麗に背面を見せてくれた。青灰色の頭部に褐色が少し残っていた。