昨日の夜、テレビを見ていたら、視界の隅でなにやら黒いものが動いた……。
見上げると、テレビ上方の白い壁にゴキブリがっ！
１センチ半くらいの子ゴキブリだが、これでもうちで見かけた中では過去最大。
引っ越してきてから数度しか使っていないハエ叩きの出番だ。
ハエ叩きはみごと敵に当たって、ゴキブリはぼたっと下に落ちた。
真下はテレビやＡＶ機器のコードが入り乱れている。
懐中電灯を持ってきて死骸を探したが見当たらない。
壁につぶれたゴキブリがべちゃっとくっつくといやなので
力を手加減したせいか、死ななかったらしい。
コードなどをつついても出てこないので、あきらめかけたころ
スピーカーの横から敵が出現！ そのまま扉の下をくぐって玄関へ逃走した。
今度は玄関に戦場を移し、明かりをつけて鉢植えの陰などを探すがいない。
すると、土間に奴が！ ここならもう袋のゴキブリ。ついに退治したのだった。
思い返してみると、先月だったか、小さなゴキブリがハマベブドウの植木鉢に
逃げ込んだことがあった。これはきっとそのときのゴキブリにちがいない。
ゴキブリの食料など見あたらない部屋だけど、バークでもかじっていたのだろう。
ところで、今、「テンペスト」という超おもしろい本を読んでいる。
「テンペスト」といってもシェイクスピアではない。
日本の作家の小説で、日本では幕末の時代の沖縄王朝を舞台にしている。
主人公の少女は性別を偽って国家の役人になり、信念にしたがって国を動かそうとする。
これが読み出したら止まらないほどおもしろい。脇のキャラクターが多彩で魅力的なのも◎。
あと少しで上巻を読み終わるが、ちょうどいいタイミングで下巻が返ってきたようだから、
あしたさっそく図書館へ取りに行こうと思う。
