星空日本一の長野県阿智村はヘブンスそのはらで、秋には雲海が見られると
新聞で見たので、行ってみることにした。ロープウェイの運行は5時半からなので、
2時に起きて、3時に家を出た。中央道の走行中、けっこう霧が出ていたので、
雲海も期待できそうな気がした。PAで休憩しつつ、5時前に到着。
この日は観光バスが何台も来ていて、そのせいか5時なのに、すでに
ロープウェイが動いていた。日の出は6時9分。気温は4度しかない。
上半身はフリースジャケットやウインドブレーカーを重ね着したうえに、
ニットキャップと手袋もつけて暖かだったが、、足が寒かった。
もし裏ボアのパンツをはいていったら、暑くなっても脱げないので、
普通のジーンズだったのだ。なにしろ日中は20度超えの予報だったから。
ロープウェイとリフトを乗り継いで展望台まで30分以上。日の出前に着いた。
しばらくして、山の向こうから太陽が顔を出した。
雲の下側が金色に輝いてきれいだ。
朝日に照らされて雲海がよく見えるようになる。
U字型はリフトの乗り場。
展望台を下りて、ススキを手前に写真を撮った。
けっこう雲海が見られて、夜中に走ってきた甲斐があった。
雲の海を背景に撮れるように帆柱が立っていた。
ところが、リフトの係員さんに今日の雲海のランクを聞いてみたら、
最高の日の雲海が海だとすると、河だと言われてしまった。
う~ん、雲海じゃなくて、雲河だったのか……。
このあと、高原バスで富士見台へ行こうと思っていたのだが、
バスは8時半始発だと言う。時刻はまだ7時20分。終点の萬岳荘まで
バスだと20分のところ、歩くと1時間だ。それで、歩いていくことにした。
萬岳荘まではわりと平坦な道だが、そこから富士見台へは上りとなる。
両側はクマザサの原だ。
あの上が目指す富士見台。
萬岳荘から30分余り。標高1,739mだ。
(C-PLフィルターをつけると、空の色が濃くなりすぎるなぁ)
雪をかぶった御嶽山がよく見えた。ここに何度も来ているという人が言っていたが、
これほど遠くまで見えることはめったにないそう。雲海は最高ではなかったが、
こちらは最高の眺めだった。
山の上の方はもう紅葉が終わってしまっていたが、ロープウェイあたりは色づいていた。
山麓駅に戻ったのは昼前。このあと昼神温泉へ向かい、リフレッシュinひるがみの森で
温泉につかった。だれもいなくて、貸し切り状態だった。
にほんブログ村