FPの家で暮らす

ストレスフリーなFPの家で ひとり暮らし満喫

パワーアップして戻ってきた中局

2017-03-31 17:12:19 | しごと

去年の秋、体をこわした中局が楽な部署に異動になったと書いた。
おかげで事務所が少し平和になったような気がしていたが、
今年に入って大局が定年になったので(と言っても退社したわけではなく、
パートになって勤務し続けている)その後釜として中局が戻ってきたのだ。

一度転げ落ちた権力の座に、しかも、前より上位になる大局の位置
(事務の部署のトップ)に舞い戻れたものだから、有頂天になっているのが
傍から見ても見え見えだ。

なにしろ張り切りすぎて、とにかく細かくてうるさい。
だれかが出社するたびに、事務所の全員が大きな声で挨拶を返さないと
「挨拶!」と叱る声が飛んでくる。(これまで挨拶していなかったわけではない。
ただ全員が声を揃えてはいなかっただけで)

電話を取るのがちょっとでも遅れると、「電話はワンコールで取れ!」
男性写真がポケットに手を突っ込んで話をしていたら「ポケットから手を出せ!」
「――しまーす」と言う人には「返事の語尾は伸ばすな!」等々。
中局から発せられる指示はあまりにも多く、多岐にわたっていて
今すぐに思いつけないほどだ。そのたび、叱られた人は「わかった?」という質問に
2度、3度は「はい!」と返事をさせられる。

そのくせ自分には甘い。
前に「○○社の××さんから電話がありました」と伝えたときのこと。
「○○社に××さんという人はいない、△△さんの間違いだろう。
もっとしっかり聞き取るように」と叱られた。ところが、そのあと
「やっぱり△△さんで合っていた」と言うではないか。
でも、早とちりで悪かったと、謝ることはぜったいしない。
代わりに別の些末な点でネチネチ文句を言われた。そうやって自分の誤りを
なかったことにしてしまおうという魂胆だった。

今月から派遣でひとり入ったが、その人には中局的スパルタ教育で当たっていて
わたしが入ったときより格段にきつそうだ。(その主たる理由というのが、
パートより派遣の方が時給が高いから元を取らないといけないからだとか)
また、明日からさらに新人も来る予定だが、去年の新卒新人のように
1ヵ月も経たないうちにやめてしまわないといいけど。



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誕生花のタンポポ

2017-03-30 15:10:33 | ガーデニング

アイスキングの次に咲いた西洋水仙はピンクパラソル。


空豆の花が咲いた! エンドウより凝った色合いだ。


クレマチスの芽も動き出した。これはその中で一番伸びているウィズリー。


糸ピコの子がまたひとつ初開花。でも、赤紫のシングルであまり代わり映えしない。


家の北側のクリスマスローズの小径。どれも種から育てたもので、
植えたときから思うとずいぶん育ったものだ。


今年も咲いた白花のタンポポ。


スジャータのコーヒーフレッシュのパッケージには誕生花がついていて、
それを集めている人もいるそう。わたしは使うたび捨ててしまっているが、
自分の誕生花が出てこないかと気にはしていた。でも、なかなか出会えないので
ついにネットで調べてしまった。そしたら、タンポポだった!
名前も聞いたことのない変わった花が誕生花になっている日もあるが、
あまりにおなじみの花だった。それにしても、真冬の2月だから、
もっと冬らしい花かと思ったのだけど……。



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西洋水仙やムスカリも咲き出した

2017-03-27 16:31:06 | ガーデニング

早咲きの日本水仙やミニのティタティタより遅れて咲く西洋水仙。
その一番手はアイスキングだった。

本来はこんな八重なのだが、植えっぱなしで6年になる今年は
一重のものが増えてきた。

一度植え替えたほうがいいのだろうか。

ムスカリの場合、こぼれ種で思わぬところから芽を出した一群れを
掘りあげて別の場所に植え替えたところ、去年にも増してたくさんの花を
つけただけでなく(これでひとつの種から殖えた分の半分)、
植えっぱなしのものよりはるかに早く咲いたのだ。


このクリスマスローズの色もなかなか気に入っている。


このところの暖かさで、ビオラの花が急に増えてきた。

後ろに見えている小さい株は、4連ポットで買ったうちのひとつで、
他に花が咲いている株もあるとはいえ、どれもまだまだ小さい。
やっぱり普通の苗を買って植えたほうがよかった。

冬知らずは冬のあいだもよく咲いていたが、やっぱり暖かくなるといっそう咲くようだ。

これで2ポット。ビオラよりうんと広がった。

ジューンベリーのつぼみが遠目にも膨らんできたのがわかる。ワクワク……



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セミダブル糸ピコの子 その2

2017-03-23 14:34:41 | ガーデニング

1週間前に載せたセミダブル糸ピコの実生の子がもう3株開花した。
一つ目はピンクの花びらに濃い紫色の蜜腺。


次はリバーシブルっぽい。外側が濃いピンク、内側が薄いピンク。


三つ目は白い花びら。写真ではわかりにくいが、花びらの根元に茶色の線が入っている。

三つとも親と違ってシングルだ。
クリスマスローズって、一つの親からほんとにいろんな花が咲くなあ。

とはいえ、このピンクネットダブルは、いくつも実生で育ったけど、
どの子も親とよく似た花ばかりだ。


エンドウの最初の花が咲いた。




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ジェフリー・ディーヴァー『獣たちの庭園』

2017-03-21 12:44:05 | 本・映画・音楽の感想

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズにすっかりはまって
シリーズを読み進んでいるのだが、全部読み終えてしまうのが惜しくて
間に他の作品も読んでいる。キャサリン・ダンス・シリーズは
リンカーンがたまに捜査協力で登場するという楽しみだけでなく、
ダンス自身が魅力的なこともあって、今ではこっちのファンでもある。
また、本家イアン・フレミングの007シリーズは未読だが、
ディーヴァーの『007白紙委任状』のボンドは、映画のイメージとは
ちょっと違うものの、きらいじゃない。もちろんディーヴァーらしい
どんでん返しは映画の007以上のものがある。

今回、ディーヴァー作品ではやや異色な『獣たちの庭園』を読んだ。
舞台は第二次世界大戦前のベルリン。ナチスの高官暗殺の指令を受けて
アメリカ人殺し屋ポールがオリンピックのアメリカ選手団に混じって入国するのだ。

ベルリンに入ってからは、たった3日の間に起きることなのだが、
その中身の濃密なことといったらない。文庫本にして600ページ超。
暗殺というミッション自体、簡単なことではないのに、それに加えて
さまざまなアクシデントやら陰謀やらがポールの前に立ちはだかる。
別の容疑でドイツの警察に追われる事態にまでなってしまうのだ。

この小説がおもしろかったのは、暗殺者の視点からだけでなく、
ポールを追う刑事警察(クリポ)の警視の視点からもきっちり
描かれている点で、この警視コールが『逃亡者』でキンブルを追う
トミー・リーに負けないくらい鋭く有能かつ愛すべき人物で、
わたしはポールよりむしろこっちに感情移入して応援してしまったほどだ。

ヒットラー政権下のドイツは、ユダヤ人にとって暮しにくかっただろうことは
想像に難くないが、一般のドイツ市民にとってもかなり窮屈な社会だったと
これを読んでよくわかる。警察機構に属してはいるものの、内心では
ヒットラーに批判的なコール警視にとっても状況はきついものだった。
しかも、SSやゲシュタポに見下されているクリポには十分な情報が
来ないし、検屍や指紋照合も後回し、捜査に必要な人員までゲシュタポに
駆り出されて、コール警視は部下ひとりのみで孤軍奮闘するしかない。

ともあれ、事態は二転三転し、3日の間にドイツ人の恋人ばかりか
親友まで得たポールは、ミッションを完遂して無事国に戻れるのかどうか?
結末は予想外のものだったが、温かな気持ちになること請け合い。



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