今朝のこと、ブロック塀の上をふと見ると、トカゲが日向ぼっこをしていた。
そこで、指でしっぽをおさえてみた。逃げようとして暴れるかと思ったのに、
じっと動かないままだ。わたしはそのまましっぽをおさえつづけた。
すると、とつぜん、とかげはしっぽを残して、さっと逃げていった。
しっぽだけがぴょんぴょんはねて、その勢いでブロック塀の下へ落ちた。
トカゲは窮地に陥ると、ほんとにしっぽを切って逃げるんだ！
しかも、逃げようと飛び跳ねた勢いで切れるのではなくて、
体内の「しっぽ切り離しボタン」を押すだけで分離するかのように、
なんの抵抗もなくとれたのだった。
