明日から9月になるのに合わせたように、秋明菊が咲き始めた。
最初に花茎が伸びだしたのは赤花の株だったが、開花は八重の白が先だった。
キキョウはこれまでは初夏に咲いたあと、地上部は枯れてしまって、
秋明菊との競演は見られなかったのに、今年は夏のあいだも
ずっと咲き続けて、こうして花期が重なった。
秋明菊は繁殖力旺盛なうえ、ほとんど虫もつかない。
ところが、キキョウは春先にはたびたびネキリムシに倒され、
盛夏からあとはウリハムシにやられっぱなしだ。
きれいな花も寄ってたかってたちまちぼろぼろ。
しおれた花だってえり好みせず、むしゃむしゃ。
最近はグラジオラスにまで進出するようになった。
青虫ならピンセットでつまんで取ってしまえるし、
翅のあるコガネムシにしても、枝を揺すると死んだふりをして落ちるので、
そこをすかさず踏み潰してしまえる。でも、ウリハムシは人の気配を感じると
さっと飛びたってしまい、しばらくするとまた戻ってくるので退治しようがない。
前にズッキーニを植えたときは、ウリハムシに葉をすっかり食べられてしまった。
一番やっかいな害虫だ。