何度も雪に降られて、アブチロンの葉もかなり色あせたが、
デッキの下にもぐりこんでいた枝を引っ張りだしてみたら、
冬になる前のとても鮮やかな緑色のままだった。しかも1枚1枚が大きい。
デッキの下は日あたりが悪いが、冬は雪や霜を避けられる効用のほうが強いようだ。
アブチロンのオベリスクは、昨秋の台風時に一度傾いてしまったが、
砂利が邪魔して、わたしの力では深くまで差し込むことができないでいた。
それに、この位置に高いオベリスクがあると、白い柵の内側に植えた
お気に入りのブラシノキとスモークツリーが部屋から眺められない。
そこで、アブチロンを剪定して、低めのオベリスクに替えることにした。
今も花が咲いているが、春にいっぱい新芽が出ることを期待して、
すっぱり切ってしまった。これが剪定後の状態。
今朝もアブチロンの蜜を吸いに来ていたメジロが、明日はとまどうかもしれない。
古いオベリスクには、ちゃんと次の使い道がある。
こちらはブラックベリーだが、去年の枝ですでにいっぱい(これでも剪定後)。
この隣にアブチロンから移したオベリスクを立てて、そちらに新しく出るシュートを誘引しようと思う。
前年の枝と今年の枝を分けて誘引すれば、実を収穫したあとの剪定も簡単だ。
ふたつのオベリスクがあれば、そうやって、交互に誘引していけばいい。