JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
西武鉄道 特殊連絡定期券
西武鉄道新宿線下落合駅からJR中央線代々木駅までの特殊連絡定期券です。
一見普通の連絡定期券のように見えますが、名前の通りかなり「特殊」な連絡定期券です。
西武新宿線はJR山手線と高田馬場駅で連絡運輸の取り扱いが行われており、通常この区間の定期券を購入する際、下落合駅~高田馬場駅接続~代々木駅という経路の定期券を購入することとなります。
乗換駅を高田馬場駅に限定されてしまいますと、例えば、代々木駅に勤務先のある利用者がJR新宿駅で途中下車してショッピングをした場合、自宅最寄り駅である下落合駅へ帰る際、わざわざJRで高田馬場駅まで行って西武線に乗換えなければなりません。
荷物が多ければ、この乗換は煩わしくなり、西武新宿駅から一直線で下落合駅まで帰りたくなります。
このような乗換の煩わしさを解消すべく登場したのが「特殊連絡定期券」です。
これは、JRとの連絡駅が始発駅ではない、西武新宿線の特殊な事情から考案された制度のようです。
同社HPによりますと、発売額は西武線発駅~西武新宿駅までの運賃とJR高田馬場駅~JR線着駅までの運賃の合算となり、西武線各駅でのみの発売で、通勤PASMO定期券に限るなど、若干の制約があるようですが、会社帰りに西武新宿駅から始発電車に座って帰りたい利用者などに需要がありそうです。
券面は普通の定期券とあまり変わりませんが、経由表記が「西武新宿//高田馬場・新大久保」となっていて、駅名配置の順番から特殊連絡定期券であることがわかりますが、何も知らないで見た場合、少々わかりづらい表記のような気もします。
どうせなら、「下落合⇔(西武新宿)/(高田馬場)⇔代々木」と2段書きにした方が良いのではと思ってしまいますが、いかがでしょうか?
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