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日立運輸東京モノレール モノレール浜松町駅発行羽田ゆき往復乗車券      

昭和52年7月に日立運輸東京モノレール(現・東京モノレール)モノレール浜松町駅で発行された、羽田ゆきの往復乗車券です。


   


緑色PJRてつどう地紋のA型往復券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。
左側の復路用券が薄緑色で塗られており、白色逆転地紋とはなっていないようです。


昭和39年の開業時の東京モノレールは大和観光という会社を前身とする名古屋鉄道が共同で出資した会社であったようですが、開業した翌年には名古屋鉄道が経営から撤退し、昭和42年に日立製作所のグループ会社である日立運輸(現・日立物流)と合併して日立運輸東京モノレールとなって日立グループの会社となります。昭和56年には再び東京モノレールという会社となり、平成14年に株式の70%がJR東日本に譲渡され、現在はJR東日本系列の会社となっています。

乗車券に表示されている社名の「日立運輸東京モノレール」は、JR東日本が経営に参加する前の昭和42年から56年の間の社名で、当時発行されて乗車券類はこのような長い社名が印刷されていました。


東京モノレールでは、現在も往復乗車券を券売機で購入することはできますが、羽田空港国際線ビル駅、羽田空港第1ビル駅、羽田空港第2ビル駅発着となるものは10日間有効で、その他の区間発着となるものは2日間有効という発売方法が採られています。

これは、羽田空港発着の往復券のみ有効期間を2日間から10日間に延長することにより、羽田空港の航空機利用者が帰路用として予め往復乗車券を購入する機会を与え、競合する京浜急行電鉄に旅客を奪われないようにする対策ではないかと思われます。

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