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日中線の乗車券

日中線は磐越西線喜多方駅から熱塩までの全長11.6kmのローカル線でした。
一日の運転本数はわずか朝1往復・夕方2往復の3往復のみで、すべての列車がDE10型ディーゼル機関車の牽引する旧型雑型客車2両編成の列車で、「日中走らない日中線」とまで言われるような盲腸線でしたが、昭和59年4月1日に廃止されてしまいました。
喜多方を出ると途中に会津村松・上三宮・会津加納の3駅(すべて無人駅)を通って熱塩(ここもまた無人駅)まで向かいます。

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そんな日中線に乗車した際、乗車記念に車内で車掌さんに発行してもらった第一種車内補充券です。
車掌さんにきいたところ、日中線には駅名式や地図式の車内補充券はなく、すべて第一種の手書き補充券のみでの発行であったようです。一列車に2~3名の乗客しかいないレベルなので、それでも充分間に合ったのでしょう。

それにしても、当時の車掌さんは達筆な方が多く、揺れる車内でも立ったまま難なく手書きの補充券を発券されていたのが印象に残ります。

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