マーケティング研究 他社事例 665 「広がりを見せるシェアレストラン」 ~注目!吉野家の店舗シェア~
『ブロッコリーと鶏むね肉に、8種の特製ドレッシングだけ』
宅配持ち帰り専門店「究極のブロッコリーと鶏胸肉」が、開業1年あまりで急速に店舗網を広げています。
高たんぱく・低糖質なメニューが健康志向の消費者に受け、2019年8月の開業以来、関東から大阪、愛知へ広がり、今年8月21日に仙台市で26店舗目がオープンしました。
実は、渋谷の1号店は夜に別のオーナーが営業するバーを『間借り』したものでした。
平日の午前10時に営業を始めて、午後2時30分には看板を下ろします。
間借り先は吉野家ホールディングスが運営するインターネットサイト「シェアレストラン」で見つけたのでした。
「シェアレストラン」は、店舗を貸して副収入を得たい外食店と、低コストで開業したい人をつなぐサービスで、2018年5月に始まり今年3月末に本格化し、間借り先として居酒屋やカフェなど約450店舗が登録済みです。
最大のメリットは劇的に下がる開業費です。
外食店の開業にはチェーン店で数千万円かかります。
また個人店でも、内装工事付きで1000万円、居抜きで数百万円かかるとされています。
それに対し間借り料金は、水道・光熱費込みで通常の家賃の3分の1から2分の1程度に抑えられます。
看板や調理器具などは自前で用意する必要がありますが、転貸(不動産契約)ではなく時間貸しに該当するため敷金・礼金は不要です。
吉野家ホールディングスは20%の手数料を得るビジネスモデルとなっています。
「究極のブロッコリーと鶏胸肉」の初期費用はメニュー開発費まど50万円で、創業者の塚本氏は間借りで無ければ開業出来なかったと話します。
皆さんも何となく知っている事だと思いますが、外食産業の開廃業の多さは群を抜いています。
2016年の経済コンセンサス活動調査によると、「飲食店」の廃業数は11万5813件、開業数は7万7593件といずれも全90業種超の中で断トツです。
吉野家ホールディングスは「廃業が多いのに開業意欲が高いのは外食業界の七不思議の1つ」語ります。
開業のハードルを下げると同時に、少しでも既存店舗の収益の足しになれば外食産業が活性化すると「シェアレストラン」を着想したと言います。
そして現在では、店舗シェアは従来にない個性的な業態を生み出しています。
ブロッコリーと鶏胸肉の組み合わせはITベンチャーでデスクワーク中に太った塚本氏が考案しました。
ほかにも店舗シェアの仕組みを活用し、プロテインを配合したフルーツスムージーやエンジニア限定バーなど、ユニークな業態が増えています。
ただ、初期費用が抑えられれば、順風満帆というわけではありません。
「究極のブロッコリーと鶏胸肉」は1号店を除きフランチャイズチェーン(FC)契約したダイニングバーなどが運営しています。
当初は直営展開を考えましたが「苦労に見合う利益が得られない」とFCモデルに転換しました。
数か月かけて運営マニュアルと食材を卸す仕組みを構築しました。
新設備を導入する必要が無く外食店が「副業」として始めやすいという狙いが当たり、店舗網が加速度的に広がりました。
外食産業にとって未曽有の危機であるコロナ禍を生き残れるかは、こうした仕組みで固定費を落としつつ自社の強みに合った経営モデルを生み出せるかどうかにかかっています。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
『ブロッコリーと鶏むね肉に、8種の特製ドレッシングだけ』
宅配持ち帰り専門店「究極のブロッコリーと鶏胸肉」が、開業1年あまりで急速に店舗網を広げています。
高たんぱく・低糖質なメニューが健康志向の消費者に受け、2019年8月の開業以来、関東から大阪、愛知へ広がり、今年8月21日に仙台市で26店舗目がオープンしました。
実は、渋谷の1号店は夜に別のオーナーが営業するバーを『間借り』したものでした。
平日の午前10時に営業を始めて、午後2時30分には看板を下ろします。
間借り先は吉野家ホールディングスが運営するインターネットサイト「シェアレストラン」で見つけたのでした。
「シェアレストラン」は、店舗を貸して副収入を得たい外食店と、低コストで開業したい人をつなぐサービスで、2018年5月に始まり今年3月末に本格化し、間借り先として居酒屋やカフェなど約450店舗が登録済みです。
最大のメリットは劇的に下がる開業費です。
外食店の開業にはチェーン店で数千万円かかります。
また個人店でも、内装工事付きで1000万円、居抜きで数百万円かかるとされています。
それに対し間借り料金は、水道・光熱費込みで通常の家賃の3分の1から2分の1程度に抑えられます。
看板や調理器具などは自前で用意する必要がありますが、転貸(不動産契約)ではなく時間貸しに該当するため敷金・礼金は不要です。
吉野家ホールディングスは20%の手数料を得るビジネスモデルとなっています。
「究極のブロッコリーと鶏胸肉」の初期費用はメニュー開発費まど50万円で、創業者の塚本氏は間借りで無ければ開業出来なかったと話します。
皆さんも何となく知っている事だと思いますが、外食産業の開廃業の多さは群を抜いています。
2016年の経済コンセンサス活動調査によると、「飲食店」の廃業数は11万5813件、開業数は7万7593件といずれも全90業種超の中で断トツです。
吉野家ホールディングスは「廃業が多いのに開業意欲が高いのは外食業界の七不思議の1つ」語ります。
開業のハードルを下げると同時に、少しでも既存店舗の収益の足しになれば外食産業が活性化すると「シェアレストラン」を着想したと言います。
そして現在では、店舗シェアは従来にない個性的な業態を生み出しています。
ブロッコリーと鶏胸肉の組み合わせはITベンチャーでデスクワーク中に太った塚本氏が考案しました。
ほかにも店舗シェアの仕組みを活用し、プロテインを配合したフルーツスムージーやエンジニア限定バーなど、ユニークな業態が増えています。
ただ、初期費用が抑えられれば、順風満帆というわけではありません。
「究極のブロッコリーと鶏胸肉」は1号店を除きフランチャイズチェーン(FC)契約したダイニングバーなどが運営しています。
当初は直営展開を考えましたが「苦労に見合う利益が得られない」とFCモデルに転換しました。
数か月かけて運営マニュアルと食材を卸す仕組みを構築しました。
新設備を導入する必要が無く外食店が「副業」として始めやすいという狙いが当たり、店舗網が加速度的に広がりました。
外食産業にとって未曽有の危機であるコロナ禍を生き残れるかは、こうした仕組みで固定費を落としつつ自社の強みに合った経営モデルを生み出せるかどうかにかかっています。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣