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マーケティング研究 他社事例 761 「投資会社になったと言うソフトバンクグループ」 ~薄れるソフトバンクらしさ!?~

2021-03-02 09:50:24 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 761 「投資会社になったと言うソフトバンクグループ」 ~薄れるソフトバンクらしさ!?~


ソフトバンクグループの2020年4月~9月期の連結純利益(国際会計基準)は前年同期比約4.5倍の1兆8832億円に膨らむ、過去最高となりました。

しかし、2020年11月9日の決算会見で孫氏は、業績の説明をほんの数分だけにして、1時間を超えるプレゼンテーションのほとんどをソフトバンクグループの次の針路に絞ったのでした。

「一言で言えば投資会社になった。情報革命の中でもAI革命への投資会社として専念する」

ソフトバンクグループは2017年にいわゆる10兆円ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」を設立し、投資会社の性格が強まりました。

それでも1年前の孫氏は「一般の人に分かりやすく投資会社と言っているが、本当は単にお金を追い求める投資会社とは違い、≪情報革命屋さん≫が本業です」と言っていました。

しかし、今回の会見では「お金を追い求める」部分が色濃く表れました。

明らかになったのは、プラットフォーマーとして確固たる基盤を持つ「GAFA」など、有力上場企業の株を持ち始めたことです。

2020年9月末までの保有株式として、アメリカ企業を中心にグーグル親会社のアルファベットやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトの他、ネットフリックス、セールスフォース・ドットコムなどが並びます。

テスト運用と位置付けますが、総額で2.1兆円になり、ソフトバンクグループの未上場企業への投資2.6兆円に迫る勢いです。

孫氏は「大型株は流動性を持っている。その気になれば2~3日で売却ができる」と語りました。

方針転換の背景には、SVFの苦境があります。

ソフトバンクグループは、自ら事業を手掛けるか、新分野で大きく育ちそうなスタートアップ企業の大株主になる形で実ビジネスに深く関わって来ました。

そこには、リスクを取りながら新しい波を起こそうとする孫氏の姿がありました。

孫氏は1990年代にヤフーへの投資を始め、日本でも「ブロードバンドの頂点を目指す」と宣言し、通信サービス「Yahoo!BB」を立ち上げた後に、日本テレコムを買収しました。

2006年にボーダフォン日本法人を傘下に収めた後には、「モバイルインターネットを制する者がネットを制する」と語るなど、機敏に時代を読みながら事業に注力しました。

ファンド運営を始めてからは、2019年に「ユニコーン企業を中心に資金を投入する」などと、新技術による変革を生み出す熱意を語っていました。

上場企業への投資を重視するソフトバンクグループについて、「資産が安定したポジティブな印象はあるが、投資内容にソフトバンクグループらしさはない」と物足りなさを感じるアナリストもいます。

孫氏は「甲子園で活躍した高卒ルーキーだけでは(プロの世界で)戦えない」と野球になぞらえ、AI革命にはテック大手の力も必要だと力説します。

しかし、同社がGAFAなどに与えられる影響は小さく、例えばアマゾンの時価総額は1兆5700億ドル(約164兆円)あり、これに対してソフトバンクグループが2020年9月時点で保有しているアマゾン株は63億ドルで単純計算で0.5%にも満たないのです。

ソフトバンクグループがグループの中核企業を売却したり、安全な巨大テック企業に投資したりするのは、10兆円ファンドの運用維持が最優先だからです。

「投資会社になった」

孫氏の言葉は、大きな風呂敷を広げ過ぎた自縄自縛(じじょうじばく)の結果に聞こえもしますが、孫氏の事です。

我々常人には考えられ手を考えているのでしょう。

これからも過去の慣習に倣わない、常識破り孫氏の経営手腕に期待しています。



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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