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マーケティング研究 他社事例 772 「オンライン化に舵を来る去ってゆく大学」 ~恩や義理より競争~

2021-03-17 14:14:25 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 772 「オンライン化に舵を来る去ってゆく大学」 ~恩や義理より競争~


立命館大学はこの8月、キャンパスの再編を決めました。

草津市の「びわこ・くさつキャンパス」に設けた情報理工学部を別のキャンパスに移すのが柱の一つです。

3年後の2024年、2000人以上の学生が草津から大阪府茨木市へ動く計画になっています。

突如発表された移転計画に、草津市の橋川渉市長は「受け入れがたい」と語気は強めますが、一度決まった流れはどうやら止まる気配がありません。

もちろん、市側には相応の言い分があります。

立命館大学の誘致が決まったのは1989年で、当時の資料によれば、滋賀県と草津市が土地造成の為の費用として合計135億円を拠出し水道や道路の整備も支援したのでした。

草津市は1970年代の総合開発計画から「大学誘致は必要な都市の機能」とうたい、県立大学、私立大学の誘致・建設を推進し、新キャンパス誘致の成功を願いました。

草津市のざわつきの背景は、金銭面の支援などかつての「恩」から来るものだけではありません。

実は立命館大学の引っ越し計画はこれで2度目で、2015年キャンパスにあった経営学部が今回と同じ大阪・茨木へ移りました。

当時、同学部には3700人が所属し草津市内で一人暮らし用のマンションの空室増加にもつながった記憶がよみがえります。

3年後には迫る2度目の移転に、3年をまだ時間があると捉えるか、もうすぐ先のことと捉えるか、反応は様々です。

しかし「2000人の流出」で街が無傷でいられる保証はどこにもありません。

地元不動産事業者には空室率の再上昇への警戒感、地元の飲食店関係者には将来顧客消失への危機感が先立ちます。

大学と言えども経営をしなければなりません。

少子化のなかで激しい競争を迎え、しかも昨今ではコロナ禍、アフターコロナという強力な不確定要素もあります。

立命館大学側は移転・引っ越しの狙いについて、京都市にある映像学部を念頭に、情報理工学部の移転に伴って「AIやデジタル技術をはじめ、学部を越えた学びの場を提供できる」と説明しています。

移転先の大阪市は万博も控えており「スピード感を持って未来都市に向かっている」と考え、計画を決めたと言います。

どの大学にとっても時代に合致しない学部の整理やキャンパスの集約などが一層不可欠な局面に入っていると言えるのです。

極端な話、今後キャンパスという存在に疑問符がつき、「学生が大学に毎日通う」という行動さえ時代遅れになる未来だって予測可能です。

反対に言えば、今回の草津の件に話を戻すと、「今もこれからも、どうしても草津という場所にとどまらなければならない明確な理由や利点があるのか」という問いを、草津市に投げかけたという格好です。

幸いな事に草津市は、交通の便の良さなどからファミリー層を取り込み、居住人口は平成の30年間で4万人も増えました。

しかし、草津市の担当者は「人口増があったため、我々もそこに甘えていた部分があった」と話します。

現状での経営上の最適地として場所を選ぼうとする企業や大学を、街の再生に向けた長期にわたる切り札や起爆剤として期待を寄せてきましたが、ここには確実に思い入れへのギャップが生じます。

そして、そのギャップが今後一層広がり、各地でねじれやこじれを相次いで引き起こす可能性は否定できませんね。


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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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