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「ゴジラ ー1.0」 を見て来た

2023年11月04日 12時56分52秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 昨日は2日よりさらに気温が上がって25度を超えた
伏木を歩いた2日の日は薄物だが長袖を着て汗ばんだから、昨日はまた半袖に戻した

さて前作2016年の「シン・ゴジラ」に続いて、「ゴジラ ー1.0」を見た
1954年に第一作が発表されて70周年の記念作品だ
ー1.0の意味が分からないが私の考えでは70周年にマイナス1年という意味なのかなと思った。

ストーリーは書けないが、時代は昭和の戦争の1945年から始まって、数年後までの間に起こったゴジラの出現
戦争で焼き尽くされたがれきの山の東京が舞台で、ようやく復興が始まったのに再び東京はゴジラによって破壊される。

戦争で負けてアメリカに占領された日本、国際事情があってアメリカ軍はゴジラに対して攻撃しようとしない
日本にはもはやゴジラに対抗する軍隊も武器もない、そんな状況下で日本人はいかにゴジラに立ち向かうのか。

今回のヒロインはなんと! 「らんまん」の槙延びるが
戦後になってもいつまでもわだかまりとなって消えない
はたしてどのように彼は立ち直るのか・・・それがキーワードになっている。

初代ゴジラでは日本中の映画ファンを恐怖に落とし込んだ
そして以後、様々なライバル怪獣との戦いが続き、日本各地を破壊し続けた
私も小学生から20歳くらいまで欠かさずゴジラ映画を見続けたゴジラファンである。

大人になって、更に息子が大人になった頃でもゴジラは数年に一度夢に現れて
「よい齢のおっさん」を恐怖に陥れた
ゴジラの恐怖が何なのかわかっている、それは太平洋から次第に北上してやってくる台風の恐怖に似ている

今の時代、家も地震にさえ耐える丈夫な家になっているし、防災レベルもあがり、台風情報も分単位で居ながらにして知ることができるようになった
だから今の子供は、台風をそれほど恐れない

だが私が生まれた4年後の1954年にゴジラが東京に上陸して家屋やビルをなぎ倒したが
その頃に私が住んでいた家は薄っぺらい杉板を張り合わした小さな家で
屋根も木の皮が付いた板張りで、その上に大きな石を乗せて風で飛ばないようにしていた。
だからラジオから台風のニュースが入るたびに、特に台風の通過が夜であると
親のそばに集まって風の音を緊張して聞いていた
雨台風になれば、いつもタライやバケツを用意する、必ず天井から2~3か所、雨漏りがしたものだ
それに停電は間違いなく起きるから、台風と聞けばマッチとローソクを用意したものだ。
情報もラジオだけで、ニュースが頼りだった、それも停電すれば役に立たない
大型台風であれば家はきしみ、揺れる 我が家は海岸から100mもない浜辺に住んでいたから、風を遮るものは平屋の隣家だけで強風をもろに受けた
それは5歳6歳の子供には恐怖であった
1959年、私が9歳の時にやって来た「伊勢湾台風」は死者行方不明5000人を超える大災害だった。
だからいつもゴジラ上陸を、台風上陸に重ね合わせていたのだ。

世の中が落ち着き、好景気になった頃からゴジラは悪い怪獣や宇宙人から日本を守る正義の味方になり、もっと酷い時はアイドルになってギャグをとばしたりして子供漫画みたいになってしまった。
その頃からゴジラ映画を見なくなった、しかし映画製作者も気づいたのだろう
21世紀になってゴジラは巨大化して日本を滅茶苦茶にしてしまう恐怖怪獣にカムバックした
73歳になっても楽しめるゴジラ映画よ、永遠なれ。












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