神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

いろいろ心配していただいています

2024年07月08日 20時01分45秒 | yottin日記
昨日から雨が夜半過ぎに「ジャブジャブ」と降って、ようやく梅雨かと思えば
日中には「かっ」と焼けるような日差し、とても散歩どころはなく、畑も15分もいれば汗ダクダク
今日は日中にも激しく降って来た、と思えばしばし止み、その間に明日の入院に備えてホームセンターへ買い物
たった一晩の入院でも、それなりに荷物になる、カバンはやめてレジ袋の大きいのに入れて持って行こうか・・・いやいやみすぼらしいかもしれない
カバンは大げさすぎるし、う~ん つまらないことで悩んでいる。

昼過ぎに電話が来た、私のスマホが鳴るのは珍しいことで、2~3日に一回くらいのもの、同級生のT子さんからだった
「明日だね、シフォンケーキ焼いたけど食べる?」「うん」
「じゃあ、これから届けるわ」「は~い 待ってるよ」
10分くらい待ってたらやって来た「しばらく顔を見られないみたいだから、顔見に来たよ」「上がっていって」
「ほかにも用事あるから、ここで失礼するわ、頑張ってね」
この前ももらった自家製の梅干しをまた持ってきてくれた、今でも粥を作るので梅干しは重宝する、大粒の良い梅干しだ。


今日から、米も小姐さんからいただいた地元産のコシヒカリになった
やはりツヤも味も違う、甘くておいしい

抗がん剤症状でよく言われるのが、口がまずくて、気分が悪くて「食欲がなくなる」だ、果たしてそうなるのか? 最初のチャレンジがそれだ。
明日は8時には家を出て病院に向かう、病院までは車で10分だから遠くはない
天気が良ければ散歩に行ける距離だ
ずっと元気でいたが、ここにきて足と歯に問題が出て来た
どうすれば良いのか、明日まっさきに医師に聞いてみる、今は個人判断でおかしな処置ができない、もっとも毎年一度は起きることなので心配はしていないが。

さて、また未知の生活が始まる。

今日はトマトとナスが三個ずつ採れた、トマトを輪切りにしてチーズ焼きにした、今年のトマトは酸味が少しも無くて甘い、良い出来だと思う。





「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた (134) 長尾家 47

2024年07月08日 09時31分50秒 | 甲越軍記
 晴景の回分が越後国内に漏れなくまわされると、諸将はこぞって長尾家に属して味方となった。
一方、黒田、金津の逆徒もこれに味方して戦ってきた将兵はもちろん、中郡、下郡にもまだ味方する郷士多く、さらに越前からも譜代の臣が馳せ参じたので、両者の勢いはほぼ越後国二分の様相となり、互いに勢い盛んである。

黒田、金津の軍勢は三万にもなり、三条の城を根城と定め照田常陸介が籠る
黒田和泉守は世良田九左衛門、篠塚伊賀守、同宗左衛門、八条左衛門大夫など八千騎にて長尾越前守房時が籠る上田(六日町.南魚沼郡)の城に押し寄せた。

金津伊豆守は山下又左衛門、風間河内守、森備前守、柿崎和泉守、並びに俊景の残党を率いて一万の大軍で栃尾に攻めかかった
鬨の声を上げて鉄砲を打ちかけた。 城方も狭間を開き強弓の精兵居並んで射る
中でも戸倉与八は手練れなれば、やにわに十七人を射倒した
先陣の森備前軍はこれに恐れの色を見せたところへ、城より本庄美作が城門を開いて鬨を挙げて攻めかかる
森勢はこれに敵わず、さっと引き上げると、代わって風間河内勢が本庄に攻めかかった、風間の勢い強く本庄勢は乱れて押された
これを見て景虎は本庄を救わんと戸倉与八、小島弥太郎、横田大学、甘粕二郎吉、秋山源蔵、米津新兵衛、色部修理を率いて打って出た
風間勢を突き伏せ、投げ伏せるが風間勢も頑強に抵抗する、山下又左衛門は風間を助けて景虎に切りかかる、金津伊豆守も山下、風間を助けんと喚いてせめかかれば、本庄は体制を立て直して景虎を救わんと駆け付ける
互いに奮戦して互角の様相を見せる、その中でも景虎の家人、小島弥太郎、甘粕二郎吉は近寄る敵をひき掴み、人なき原野を行くがごとく馳せまわる

景虎は鶴翼の陣にて敵勢を包み込むように攻め立てれば、敵はこれに対して備えれば、今度は魚鱗の陣を敷いて敵の真っただ中を攻め立てる
これに金津勢は切り崩されて敗走する、その中に景虎から秘策を受けた秋山、曽根、横田、甘粕ら三十余人は袖印をかなぐり捨てて敵勢の中に紛れ込んで、敗走の体を装おう

景虎はわざと陣を乱れさせて敵を追ったが、金津の後陣、柿崎弥二郎は逃げ来る金津らを罵り、「敵に後ろを見せて逃げるとは情けなや、戦とはこうあるものぞ」と言い、喚き叫んで陣が乱れた景虎勢に突きかかった
これを見た長尾勢はこれを恐れて反転して逃げ出した、景虎も大音を挙げて「逃げよ! 逃げよ!」と自ら真っ先に馬に鞭をあてて逃げ出した
柿崎勢はさらに勢いづき勇に勇み、「付け入って踏みつぶせ」と砂煙をけたてて追い上げる
これを見た金津、森の両軍もどっと返して柿崎勢に続いた
その足元から宇佐美駿河守の伏兵が一同に立ち上がり、敵の真っただ中に横槍を入れて突きかかる
金津、森の勢は、たちまちに崩れ、これを見て景虎も陣を長蛇に変えて大反転をおこない、真一文字に攻めかかれば柿崎、金津は大いに驚き「小童の景虎に謀られるとは」と騒ぐところに金津の敗兵に紛れ込んだ秋山、曽根ら三十余人が金津勢が乗る馬の足を薙ぎ払い、あるいはなで斬り、これがために諸将の大半が馬から投げ出され裏切りありと騒ぎ立てる
「裏切り者を討ち取れ」と喚いても、誰が敵やら味方やらわからず、ただ無為に騒ぎ立て恐怖心が増すばかりである
大将金津伊豆も秋山源蔵に馬足を切られ、危ういところを郎従、澤鉄五郎、安井主計、主を救いひきのく、大将がこれでは士卒も怖れて崩れ発ち我先に逃げ出した
柿崎和泉守は怒りを成し、ただ一人敵中に留まり士卒を励まし、三度まで敵を追いまくったが、すでに味方は総軍逃げたため、柿崎も心ならず敗兵に引かれて三里あまり後退した
景虎は「勇猛なる柿崎が殿軍であれば追うことまかりならぬ」と追撃を止め栃尾の城に引き返した。