滋賀県内の過疎、高齢化した集落への対策を検討する「県中山間地域過疎高齢化集落問題研究会」は6月16日、県内の集落の現状を把握するため、14市町で約500集落を対象に実態調査することを決めた。
調査対象は、農林業センサスで中山間地域とされる地区で、主に自治会単位の集落。年代別の人口や公共交通機関、医療機関、小中学校、携帯電話の通話状況など19項目を調べる。
これを1次調査とし、過疎、高齢化が進んだ約100集落を対象により詳しい2次調査をする。住民に聞き取りする3次調査まで行い、今後の必要な対応などをまとめた報告書を本年中に作成する予定。
同研究会は、県内でも「限界集落」が問題化していることを受け、県と、大津や米原、東近江など7市、余呉や日野、多賀など5町で3月に設立した。
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(6月17日付け京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008061600116&genre=A2&area=S00