甲賀市発注の下水道施設工事の入札情報を業者に漏らしたとして、滋賀県警捜査2課と甲賀署は2日、競売入札妨害の疑いで、甲賀市下水道課の職員ら3人を逮捕した。
逮捕されたのは、同課主査松岡宏治(36)=同市水口町三大寺=と、甲賀市の土木会社「村木興業」取締役井上正彦(52)=同市信楽町長野=、同社元従業員宇山浩司(43)=京都市山科区御陵別所町=の3容疑者。
3人の逮捕容疑は、共謀の上、昨年6月28日にあった「朝宮地区処理場施設建設工事」の指名競争入札で同社が落札できるよう、松岡容疑者が宇山容疑者に事前に設計金額を教え、公正な入札を妨害した疑い。
県警によると、井上容疑者は「違う。(設計金額は)私が積算した」と否認し、松岡容疑者ら2人は容疑を認めているという。
県警によると、この工事の入札には計11社が参加し、井上容疑者が応札した村木興業が最低制限価格を約7万円上回る約7838万円で落札。松岡容疑者と宇山容疑者は5年前に市発注の別の工事で知り合ったという。
(6月2日付け京都新聞・電子版:3日付け産経・電子版なども報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120602000113
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120603/shg12060302020001-n1.htm
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120603ddlk25040283000c.html