滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【1108/135:戦没者慰霊】戦没者悼む光、厳かに 彦根・護国神社で「みたま祭」

2011-08-14 23:55:12 | Weblog
【写真:幻想的なちょうちんの下を歩く参拝者ら=彦根市の県護国神社で】

 戦没者慰霊の「みたま祭」が13日夜、彦根市の県護国神社で始まった。

 毎年お盆の時期に執り行われ、今年で35回目。同神社には県出身の戦没者3万4750余柱がまつられている。

 境内に約5000個のちょうちんがともると、オレンジ色の幻想的な雰囲気に包まれた。本殿では訪れた参拝者がこうべを垂れ、手を合わせていた。

 14日は、献燈(けんとう)御協賛者安全祈願祭があり、15日には、正午の黙とうなどとともに戦没者追悼慰霊祭が営まれる。 (辻井勇太)

(8月14日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110814/CK2011081402000124.html


【1108/134:戦争遺跡】戦時中を思い出した 米原で「列車壕」見学会

2011-08-14 23:49:32 | Weblog
【写真:腰をかがめて列車壕の中を歩く見学者たち=米原市岩脇で】

 米原市の戦争遺跡「列車壕(ごう)」の見学会が8月13日、同市岩脇の岩脇山であり、県内から35人が参加した。列車壕の歴史や保存の取り組みなどについて学んだ。

 来年3月に東近江市で開館する県平和祈念館(仮称)のプレイベント。祈念館のボランティア13人も参加した。

 列車壕は、太平洋戦争末期に、兵士や弾薬を運ぶ重要な拠点だった米原駅の列車を、地下に格納するために計画されたが、完成を待たずに終戦を迎えた。

 長年ごみ捨て場のようになっていた列車壕を、岩脇まちづくり委員会が中心となって整備。委員長の藤本伝一さん(69)は「遺跡保存のために、未整備の部分を今後整備したい」と話す。

 列車壕は平行に2本並んでいて、貫通している方の長さは130メートル。幅は2、3メートルほど。高いところは5メートル近くあるが、腰をかがめて歩かなければならない場所もある。

 守山市の藤川清さん(84)は「戦時中、自分は飛行機を隠すために地下を掘っていた。列車壕を見て、あのころを思い出した」と話した。 (辻井勇太)

(8月14日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110814/CK2011081402000125.html