滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0812/04:路上喫煙問題】駅周辺、県内初の喫煙禁止区域に:草津、市職員らがPR

2008-12-01 23:57:47 | Weblog

【写真:通勤する市民に駅周辺での路上喫煙禁止のスタートを呼び掛ける市職員ら(草津市・JR草津駅西口)】

 滋賀県草津市のJR草津駅、南草津駅周辺での路上喫煙の禁止指定が12月1日、スタートした。喫煙区域の禁止指定は滋賀県内では初めてで、市職員らが市民にPRした。

 禁止エリアは両駅の駅前広場のほか、商店街の一部も含む。受動喫煙やポイ捨て防止のため市が今年4月から施行している路上喫煙防止条例に基づいて指定した。違反しても罰則規定はない。

 初日は午前7時半から、橋川渉市長をはじめ市職員ら30人が、両駅頭で喫煙禁止エリアの地図入りティッシュを配った。足早に出勤する市民に、市職員らが「駅周辺は喫煙禁止になりました」と呼び掛けていた。

(12月1日付け京都新聞:2日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008120100074&genre=C4&area=S00

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081202ddlk25010486000c.html

【0812/03:ダム問題】大戸川下流の治水対策案示す:県特別委 ダムより改修を先行

2008-12-01 23:53:29 | Weblog

【写真:大戸川ダム中止の知事意見をめぐる県議会特別委員会で、大戸川の治水対策について4府県が合意した意義を強調する嘉田由紀子知事(中央)=大津市・滋賀県庁】

 大戸川ダム(大津市)建設の中止を求める知事意見をまとめる方針の滋賀県は12月1日、大戸川下流の治水対策案を示した。下流の大津市域で今後20年間に約37億円かけて川幅の拡幅や底ざらいを行い、現在は5年に1度の洪水に対する治水能力を、10年に1度に引き上げる。

 同日の県議会琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会で、県は、大津市内の河川改修をダム建設より先行することについて「下流の天ケ瀬ダム(宇治市)の設計は大戸川の改修も織り込み済み」と指摘。改修で増えた水量を天ケ瀬ダムで受け止めることは「不可能ではない」と説明した。

 今後、天ケ瀬ダムの設計の内容を詳しく検証し、下流の京都、大阪両府と調整する、としている。

 県の対策案では、大津市田上の石居橋付近など計約1・2キロの川幅拡幅をはじめ、河床の底ざらい、2つの橋の付け替えを行う。来年度中にまとめる県の河川整備計画に盛り込む方針。

 嘉田知事は、同ダム中止などを求めた京都など4府県知事の合意について「大戸川の治水に対する要望に知事としてしっかり応え、ローカル治水を主張した」と述べ、上下流で対立しがちな治水面で合意できた意義を強調した。

(12月1日付け京都新聞・電子版:2日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008120100170&genre=A2&area=S00

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081202ddlk25010496000c.html

【0812/02:エイズ問題】世界エイズデー:午前もHIV検査実施/草津、長浜保健所 

2008-12-01 23:46:43 | Weblog

 12月1日の世界エイズデーに合わせ、草津、長浜の両保健所は、通常月2回の午後に行っているHIV検査を拡大し、午前にも実施する。草津保健所は3日の午前10時~正午、長浜保健所は10日の午前9時半~同10時半。

 県HIV・エイズ派遣カウンセラーの鈴木葉子さん(58)は「自分の感染を早く知ることで、人にうつすことも防げるし、免疫力を上げる治療もしやすくなる。気軽に検査を受けてほしい」と話す。

 いずれも匿名、無料で受けられる。事前予約(草津保健所077・562・3526、長浜保健所0749・65・6663)が必要。【後藤由耶】

(12月1日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081201ddlk25040266000c.html

【0812/01:薬物依存】びわこダルク:「薬物依存は病気」、入所者や家族、実態や苦しみ語る/大津

2008-12-01 23:38:52 | Weblog

 ◇びわこダルク6周年フォーラム
 大津市丸の内町の薬物依存症回復施設・びわこダルクの6周年フォーラムが29日、「新たなる出発」と題して同市生涯学習センターで開かれ、全国のダルク入所者や家族が依存症の実態や施設運営の課題などを話し合った。びわこダルクは06年度にNPO法人化。先月には障害者自立支援法の定める地域活動支援センターに認められ、今後新たな責任を担う。【稲生陽】

 同施設は02年11月の開設以来、72人の入所者を受け入れた。また、依存者をつい甘えさせてしまう家族から遠ざけるため、刑務所から出所する薬物依存者90人以上の身元引受人となり、なるべく故郷から遠い地方のダルクへと紹介してきた。

 先月出所したばかりのクニさん(35)も、出身地の東京から離れて滋賀に。この日、壇上で「薬を手に入れるために親を殴ったり、何人もから金品をだまし取って生きてきた」と告白した。

 やめたいと思っても何もできず、逮捕されても釈放翌目には薬に手が伸びた。だが3年前、死んだはずの友人やだました人の幻覚が次々現れ、必死で部屋の隅に隠れる自分がいた。「死のうとも思ったが、人を傷つけてきたからこそ、今度は誰かを助ける道を探したい」と誓う。
  ×  ×
 また同日は、依存者の家族らも訪れた。

 02年10月にリタリン依存症の長男(当時36歳)が自殺した名古屋市北区の新井富夫さん(66)は「依存予防のキャンペーンは多いが、薬をやめたい依存者には何の支援制度もない」と訴える。

 長男は病院で処方されたリタリンで依存症となり、離婚して仕事も辞めた後も、消費者金融から金を借りては薬を続けた。新井さんは長男のために800万円近くを投じ、自宅も失ったという。「依存は病気。行政は治療面も考えてほしい」と話した。

(11月30日付け毎日新聞・電子版:同日付け朝日なども報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/archive/news/2008/11/30/20081130ddlk25040352000c.html