徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

リボと分割

2014-01-20 08:42:03 | 今日のひとり言・雑談
 最近、本はほとんどネット通販で買っている。注文して次の日にすぐ届くし、地元の本屋に行っても専門書は置いてないことが多く、注文すると「一週間かかります」とよく言われるからだ。また、出張時のホテルの手配や移動手段のチケットもネットだ。その支払いはクレジットカード。

 クレジットカードで分割支払いをする際に、迷うのが「リボ払い」との違い。「分割」と「リボ」はどのように使い分けるといいのか…。

 リボ払いは定額支払い方式と呼ばれるもので、カードの枠がある限り月々の支払額が一定になっているもの。 「カード全体として」毎月一定額返済(例えば1万円と決めた場合なら、ずーと1万円)なので、そのためいくら買っても返済額は1万円固定なのでどんどん買えば買うほど借金の元金と利子はどんどん増え、支払終わる時期はどんどん後ろに伸びていく。あるいはすぐに限度いっぱいになる。

 借りた方は払う金額が毎月変わらないからついついどんどん買って(借りて)しまい、気が付いたら毎月の払いは利子だけで元金はちっとも減らず20年も30年もずーと払い続けるということだ…。ちょっとづつの積み重ねが、アワワ…。

 A社から借りたお金を返すために、B社から借りて返す。そしてB社へ返すためにC社から…。なんか、ドラマや破綻体験談とかで聞いたことのある展開…。リボは怖い…やめとこう…。

 一方、分割払いは…?文字通り支払金額を利子も含めて数回に分けて払う方法で、色んなローンと同様。「その商品だけを対象に」毎月一定額返済、そのためいくら買っても支払期限は指定した回数で固定ですので、10回払い終われば終りです。だから払っている最中に、次のものを買えば買うほど月の返済額は増えていきます。だから、こりゃあいかんとすぐ気が付く訳。こちらはまだ健全か?ただ、回数が多いと利子は多く取られる。だからなるべくなら一括払いがいい。

 でも住宅ローンのように借りる金額が高いと一括というわけにはなかなかいきません。大きく借りて、大胆に賢く返す。そうしたいものです。
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らせんに広がるイエ現場日記 140110

2014-01-16 08:45:03 | 今日の現場
 年明けに外壁工事をほとんど終え、新年を迎えたらせんに広がるイエ。大工さんの仕事もほぼ終わり、いよいよ最終の詰めの作業に入る。この日はクロス屋さんが壁のクロスを張っていた。

 吹抜け周りのクロスを張り、照明器具が取り付けられれば内部足場の撤去となる。その時にはトップライトからの自然光を遮るものがなく、家全体に光が行き渡り明るく開放的な空間が姿を現す。

    

 この住宅の中心にはリビングとその上部の吹抜けが存在する。それらをぐるりと囲んでいるのが階段。階段は3つに分割され、各々4つの床レベルを生み出した。4つの床レベルには生活の場となる居住空間が存在する。4つの床レベルをらせん状につなぐ3つの階段。

 いよいよ、工事もあとわずか。予定では今月末に引渡し。残すところ半月に迫った。足掛け4年にわたるクライアントとの長い道のりも、そろそろひとつの終焉を迎える。
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ペットと共存するイエ現場日記 140108

2014-01-14 08:42:03 | 今日の現場
 この日は躯体検査ということで現場に向かった。木造の建て方工事で、骨組みの建て込みがほぼ完了した時点で行う。筋交いの設置、接続金物の仕様・適正配置等々を主にチェックしていく。

 現場内をチェックしながら、担当者と大工さんに指示すること約1時間。次の日に予定されてある「住宅瑕疵担保保険」の躯体検査も問題ないだろう。

    

 その後、現場事務所内で納まり等の打合せ。今回の施工業者は、私と仕事するのは始めて。私の気に入ってる納まりや、図面に表記されている納まりも読み取れてないことも多々ある。その辺りの意思統一が重要で、私からのお願いと施工側からの質疑のやり取り。この打ち合わせを怠ると大変なことになる。誰もがやり直しはしたくない。私もさせたくないし、工期も守らなければならない。前もっての打ち合わせが重要という訳。

 午後からは製材屋さんに向かった。クライアントから支給された赤松の板。この板をどう切り刻んで、どこに使用するかを打合せ。立派な板が5枚。ダイニングテーブル、キッチン収納棚…目論んでる使用箇所は頭の中にあるが、実際に製材屋さんからものを見てもらい、状況がいいことを確認。目論見通りに使用できそうだ。赤松はこのところ高くなってるらしい。いい板をもらったものだ。

  

 この日は雪ではなかったが、冷たい雨が降っていた。冬場の工事、手元・足元が万全ではないが、春先の完成目指して職人さん達は頑張ってくれてます。もう2ヶ月半ほどで完成を迎える予定である。
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跳ね馬のエンブレム

2014-01-09 09:14:05 | 今日のひとり言・雑談
 ドイツのポルシェとイタリアのフェラーリ。双方ともエンブレムに使われているのが「跳ね馬」である。ポルシェの本社はシュツットガルト。シュツットガルトの紋章(シンボル)に使ってあるのが跳ね馬。そもそも、シュツットガルトその意味は「雌馬の庭」である。だからポルシェのエンブレムに跳ね馬が使われているのも想像に難くない。

 では何故イタリアのフェラーリのエンブレムが跳ね馬なのか?

 第一次大戦中、ドイツはイタリアにちょっかい出していた。そのイタリアを攻撃する戦闘機はシュツットガルトの基地から飛び立っていて、その機体には跳ね馬のマークが付いていたそうです。その戦闘機を迎え撃ったのがイタリアの撃墜王フランチェスコ・バラッカ。撃墜マークに敵機のマークである跳ね馬を使ったらしいのです。

 エンツォ・フェラーリがフェラーリを設立するとき、撃墜王の親が「跳ね馬は幸運をもたらす」とエンツォに話したところ、共感したエンツォがエンブレムに採用したそうです。

 ポルシェのエンブレムには跳ね馬だけでなく鹿の角も使われていますが、これはシュツットガルトを統治していたヴュルテンベルク王国の伯爵家のシンボルマークから鹿の角の部分などを取ってデザインしたようです。

 2014年午年。撃墜王の母が言うように、幸運をもたらす跳ね馬のような一年を過ごすことが出るのか。「無事是名馬」として病気・ケガのない生活を送りたいものです。そうすれば、自ずと結果は付いてくるでしょう、「人間万事塞翁が馬」という感じで。

 それではまた…。
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午年スタート

2014-01-07 08:51:04 | 今日のひとり言・雑談
 明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願いします。

 昨年は忙しくさせて頂いた1年でありました。事務所設立5年という節目の年に、大いなる結果が残せたのも皆様のお陰であると感謝しております。その影には消費増税という列島を騒がせる政策があった訳ですが、それだけではないとも…。

 独立時に行っていた、独自の「家づくりセミナー」や「勝手ながらの作品展」、そしてこのブログ等々を通して、当事務所の存在が少なからず認められてきたことも事実かなと思っています。

 具体的な初夢を見ました。それは大きな仕事が舞い込んで来るというもの。そして2、3日後には、止まっていたものが動き出す夢も。この夢が、正夢に変わる日がやって来るに違いありません。

 経済界の諸氏が、今年は消費増税の反動で景気が落ち込むと予想しておりますが、当事務所は今までやってきたことを地道にコツコツとやるのみです。人と人との繋がりに重きを置き、モノづくりの純粋さ・楽しさを広め、クライアントの要望以上の夢のお手伝いを先導してあげられればと思います。

 今年は午年。駿馬だろうが、駄馬だろうが、万事うまく行くように地に足を付け確実に歩を進めて行きます。今年は更なる5年に向けてのスタート。背伸びせず、身の丈にあった建築を目指していきます。今年もよろしくお願いします。
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