徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

水平にのびるイエ現場日記 131014

2013-10-16 08:43:03 | 今日の現場
 3連休の最終日、晴天に恵まれたこの日は、遊びにうってつけの天気だったが、私は現場にチェックに足を運んだ。大工さんも作業日。先日現場をチェックしてた時に気になったことが一つあった。

 それは、各種操作スイッチが集中する壁。単純にスイッチ類を並べているが、それでいいのだろうかと自問自答。しかもこの壁は、家族の伝言ボードとしての機能を併せ持っている。なのに無造作にスイッチが取り留めもなく付いてるだけじゃ気が済まなくなった私。

 使い勝手のいい美しい並べ方はないのか…。スケッチを3案描き、クライアントとメールでやり取り。決定した案を持って現場へ。善は急げである。伝言ボードの壁に、決定したスケッチを貼り付け、現場担当者に連絡。

   

 一つ胸のつかえが取れた。そしてクライアントから相談を受けていたコンセント箇所もチェック。下地のボードに変更指示を書き込む。

 板金屋さんも現場入りし、これから急ピッチに仕上げ工事が進んでいくだろう水平にのびるイエ。そろそろムチが入る時期になってきた。
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炊飯器で保温はマズい?

2013-10-11 08:35:03 | 今日のひとり言・雑談
 いつもランチは自宅で取る。もちろん、昨晩の夕ご飯、その日の朝ご飯の残り物が中心なので、ランチというほどのものではない。時々炊飯器に、ご飯を入れたまま忘れている時がある。そのご飯は決して美味しくない。変な臭いが…。保温せず、チンしたご飯の方が美味しく感じるのは私だけだろうか…。

 これには訳があった。原因はご飯についている糠(ヌカ)。ご飯を炊くときには米を研ぐがそれでも少量の糠は残るものだ。この糠が、炊かれて保温されるうちに次第に腐敗し始める。その腐臭があの臭いなのだそうだ。

 糠には微量の細菌が付着しているが、この細菌は熱にめっぽう強く、炊飯器の中は栄養たっぷりだから細菌は見る間に繁殖しあの臭いの一因になるという訳。ということは、炊飯器で保温したご飯が臭うのは宿命のようなもの。ご飯が臭わないように保存するには、保温できなくてもお櫃(おひつ)が一番ということ。昔からの知恵はすごい。

 いつもは、ご飯が残ったら、タッパーに入れて冷蔵庫へ。食べるときにチンが我が家の定番。あながち間違ってはいなかったのだ。妻は仕事で弁当持ちなので、ランチは私が適当に作る。(作るというか、配膳する?)もちろん、今日の昼も私が準備する…。

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らせんに広がるイエ現場日記 131008

2013-10-09 08:36:03 | 今日の現場
 先月末に上棟式を終えたらせんに広がるイエ。この日は、筋交、柱脚柱頭の金物検査。このイエは平面上点対称のイエ。方角を勘違いすると、図面と実際の場所が頭の中で混乱する。一番内容を理解してる設計者までもが混乱するのだから、施工者、職人は尚更だろう。

 筋交、金物のチェックを始めると、案の定、チェックしてる自分も位置を何度も再確認。只今、頭の中混乱中…。悪戦苦闘しながらも、筋交、金物の位置間違いや取り付け方の是正を現場担当者に指示する。

    

 その後は、実際の建て方を確認しながら、担当者と各部位の納まりの打合せ。こう見せたいから、こんな納めはできないか、であればこうしたらどうでしょう…議論は続く。2時間ほど現場にいただろうか。この日の検査と現場打合せは終了。

 順調に工程を進めているらせんに広がるイエ。担当者といい打合せができていて楽しい。完成が楽しみだ。
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尻に火

2013-10-07 09:22:03 | PTA・地域活動
 10月もそろそろ中盤戦に入る。にわかに自分の気持ちが慌ただしくなってきた。仕事もそうであるが、それはいつものことなので、そのプレッシャーには慣れている。既にそのプレッシャーを楽しんでいる境地になってるのも事実。

 慌ただしい原因は…、同窓会幹事。11月末に高校の同窓会が開催予定だが、今年は我々学年が幹事。そして私恥ずかしながら実行委員長…。ここ数年、高校の同窓会の出席者は400名を超えている。御年90オーバーの大先輩から30そこそこの後輩までが集う一大イベントだ。

 先週末も、実行員会を開催し同期の面々と打合せ。今までは、同期で誰が来る誰が来ないという内容が主だったが、ここにきて同窓会当日のシュミレーションと出席者の中から当日の係分担を模索。

 女性の力は絶対必要とわかってはいたものの、いざ当日の係分担を確認すると女性の担当が多い多い…。これでは実行委員会の女性メンバーだけではカバーできない。遠方から当日出席する女性からも、受付、来賓接待、叙勲者表彰の介添等々をサポートしてもらわなければ…。

 そんなこんなで打合せを終えると、実行委員会の有志で決起集会である。先程までは神妙な顔つきで打合せをしていた面々も、お酒が入るとホッとしたのかすぐに砕ける。この方がいい案が出たりするのだが、でもいざ誰がそれやるの?という問いには…みんな下を向く…。まあ、盛り上がるだけ盛り上がって楽しい酒宴はいいのだけど、同窓会当日が心配な実行委員長…。

 残された時間はそうはない。実行委員会&当日参加の同期で一致団結し、成功裡を納められるように頑張るのみ…である。同窓会まで50日余り…。
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水平にのびるイエ現場日記 131001

2013-10-04 08:37:03 | 今日の現場
 先日から断熱工事を行っていた水平にのびるイエ。外壁面、天井・屋根面とひと段落した。今回の断熱材はセルローズファイバー。

 古新聞などを裁断しホウ酸を添加し難燃処理した綿状のもの。これを外壁部や天井面に布を張って、その中にビッシリ吹き込んで行く。マット状の断熱材と違い隙間が発生しない。

 断熱性はもちろんのこと、防音、調湿、防火にも優れている。特に防音の効果は大きい。線路際に新築した方が、電車が通っても気にならないと言う。古新聞をリサイクルしているのだから燃えるのではと思う人も多いだろう。これが燃えないのだ。もちろん防燃処理はしているのだが、実際に火を付けるとその部分だけ焦げるだけで火が広がらない。煙、有毒ガスも発生しないという代物だ。

    

 このセルローズファイバーはクライアントからのたっての要望だった。それを聞いた時、私は二つ返事でOKを出した。私自身もこの断熱材を提案しようと思っていたからだ。私のクライアントの中には、こうやってセルローズファイバーを指定するクライアントも少なくない。

 内部造作工事も進んできて、内部の天井を貼り始めた。工事は4分の3ほどを終えたところ。もう少しで各種仕上工事に入る。大屋根が、秋の空に届きそうな水平にのびるイエであった。
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