オチノメのイエ 現場日記 130515

　工事が始まってから約半年の月日が流れた。母屋は既に引渡しを終えて、家族4人で生活を行っている。残っているのは車庫。

　その車庫も工事の終焉が見えてきた。この日は板金屋さんが屋根工事を終了し、明日から外壁の板金工事へと入る予定。外部と内部の柱・梁も塗装が塗られた。全体的に母屋の色使いを踏襲して色彩計画を進めたが、この木部のブラウンもいい色に仕上がった。

　　　　

　車庫内部には、シャッターボックスも取り付けられ、後は残っているサッシの取り付け、外壁の設置、舗装を含んだ外構工事の終了をもって工事はエピローグを迎える。

　冬場を挟んだ工事。思ったより1ヶ月ほど長くかかってしまったが、舞台裏ではいよいよエンドロールが流がす準備に入った…。

暴投と悪送球

　暴投と悪送球。皆さんはこの違いもちろん知ってますよね！？私は恥ずかしながら、野球に携わっているのに最近この区別が分かりました。TV中継、良く見ていて（聞いていて）下さい。この用語の使い方、間違ってるアナウンサーや解説者もいるようですよ。
　
　「暴投」とは、ピッチャーがマウンド上でキャッチャーに向かって投球した球が、とんでもない方向に行ってしまい、キャッチャーが取れなかった投球のことを言います。英語で言えばワイルドピッチ。

　それに対して、ピッチャーがバッターに投球する以外にボールを投げる行為を全て「送球」と言います。ですから、送球行為が、上手く目標に投げられなかったことを「悪送球」という訳です。

　TVの野球中継で、「ショートが1塁に暴投」ということは間違いで、「ショートが1塁へ悪送球」が正解なのです。守備行為の時は全て「悪送球」となる訳です。こんな場面に遭遇したらやんわりと…指摘してみて下さい。通だねと言われるかもしれません。

ちょっとしたお出かけ

　昨日の日曜の午後、野球の練習から帰ると墓参りで帰省していた姉が新潟に帰るところだった。見送ってから昼食を取ると、息子の迎えの時刻まで少し時間が空いた。そこで、妻と少しお出かけ。

　お出かけと言っても、大層なものではない。以前からカーナビが欲しいと言っていた妻。でもiPhoneを持ってるのだから、カーナビはいらないだろうと私。妻？？？？。iPhoneにナビ機能があることを理解して無かった妻だった。そこで、カーナビではなく、iPhone用の車載ホルダーと充電器を買いにカー用品店に。

　カー用品店で物色すること約30分。早速、妻の車にホルダーと充電器をセットし、iPhoneのナビで港までドライブ。ソフトクリームを食しながら市場をブラブラすると時間も程よく過ぎて行った。

　時間調整にはちょうどいいお出かけだった。昨日は息子を私が迎えに行ったが、ナビを搭載した車で今度は妻がドンドン行ってくれるだろう。ホクホク顔（だったであろう）の妻であった。

実家に帰省した感覚

　先月と今月の連休中に2件、1年検査を行って来た。昨年の3月に引渡した住宅と同じく5月に引渡した住宅。1年ぶりにお会いするクライアントは温かく迎えてくれた。

　1年過ごしてみて、不具合のある箇所は無いかとチェックする訳だが、チェックもさることながら昔話に花が咲く。設計の時はこうだったとか、工事の時はこんな感じだったよね…。そっちの話の方が長くなる。久しぶりに実家に帰って来た家族のような感覚だった。

　そう、我々は彼らクライアントにとって家族同然なのかもしれない。人生の一大イベントを共に約1年間共演してきた訳だから…。

　検査自体は、機器類に不具合はないか、建具はスムーズに可動するか、クロスに隙間が発生してないか等々チェックする。チェック項目をまとめ、是正予定日を打合する。是正工事が済んだら1年検査は完了となる。

　1年検査が完了すれば、クライアントと会う機会が無くなるが、気がついたときに玄関のインターホンを押したいと思っている。そう、実家に帰省した感じで。温かい笑顔で迎えてくれるだろう…。

門構えのあるイエ 現場日記 130430

　先日クライアントと打合せをし、その後に一緒に現場を見てもらった。コンセント、照明スイッチの位置や各種機器類のリモコンの位置等を確認してもらった。

　そしてこの日は現場に赴き、現場担当、大工さんと一緒に各種納め方の打合せを行った。サッシがほとんど取り付けられ、外観も締まって来た。内部もボードがどんどん張られ着実に工事は進んでいる。

　　　

　住宅瑕疵担保履行法の中間検査を待って、屋根の板金工事、外壁仕上工事にこれから入る予定だ。2ヶ月後には完成を迎える。これからの2ヶ月は色んな職種の職人さんが入ってきて、だんだん現場は渋滞状態になる。

　この日、私が現場でチェックしていると、クライアントが仕事の合間に現場に足を運んでくれた。外回りの途中でたまに見に来るらしい。クライアントと談笑をして現場を後にした。