何が幸せなのか

2022-05-16 22:05:59 | 読書、書物

  晴れ。穏やかな気候。なぜ休日となれば強風で雨が降ったりするのに平日は穏やかに晴れる?

 青森県新型コロナウイルス感染者数は、百五十九名といきなり減少したかに見えますが、月曜に減少するのはいつものことです。ちなみに私は発症していませんし、周りでも発症していないので感染していません。

 世界文学全集「ウェルズ/ハックスリー」を読み終えました。

 ウェルズは私の愛読書「宇宙戦争」の著者です。この全集には、「タイムマシーン」のほか、短編がいくつか収録されていました。ほとんど「宇宙戦争」ばかり読んでいたと申しても過言では無い私にとってはかなり新鮮な印象でした(笑)。「タイムマシーン」では、来るべき未来が描かれている、そんな気がします。実際に世界大戦や原子爆弾の存在を予言していたかのような著者ですから。

 ハックスリー(オルダス・ハックスリー)著「すばらしい新世界」は初めて読みましたが、かなり面白かったです。実際にそうなりそうな気配すら感じられる現実感がありました。人間にとって何が幸せなのか、という問いかけにも感じられます。カースト制のような制度で完全に制御された世界で果たして人間は幸せなのか、どうも釈然としません。制御されている側はそれが唯一の現実なのであって、別の世界の側から見れば異常としか思えない社会があくまでも普通の社会。どちらが間違っているのか立場が違えば単純に善悪を決められません。悲劇的な内容にも関わらず、不気味なユーモアが含まれているように思います。

 次は「小吉の女房」が終わってしまったので、「夢酔独言」を読み始めました。さて、どういうものでしょうか。

 何かにと疲れましたのでこの辺で



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