晴れ。真夏、再び。
毎日、日本と西洋美術の安価なペーパーバック本を見るようにしているが、今日はフリードリヒだった。どでかい画面にどどーんと風景を描き続けた画家。特に出世作と言われる、「海辺の修道士」なんかは横線一本といった按配で、とてもシンプルな構成。なのになぜかきちんと絵になってるのが不思議である。なまじ現代画家や素人画家が真似ても稚拙になってしまうような構図なのに、厚みが感じられる。やっぱりああいうのは、向き合う姿勢に真摯さがなければダメなんだと思う。
お絵描きの世界は果てしなく広いものですね。