もう一つのオリンピック、等のこと

2008-09-18 21:15:38 | Weblog
 北京パラリンピックも閉幕し、四年に一度のスポーツの祭典は閉幕した。パラリンピックは前回のメダル数を大幅に下回ってしまったが、これは世界のレベルが急激に上がり、競技化の一途をたどったことによる結果であろう。オリンピックに参戦しよう、また出来た選手達も居てこのことからも競技のレベルが上がっているという結果が伺える。残念ながら日本のスポーツ界は野球とサッカー位(それも男子)しか恵まれた環境にないのではないかと思わざるを得ない有様で、言い方は悪いが、健常者による競技ですらも様々な経費に四苦八苦しており、まして障害者競技にはほとんど強化費なんて行き渡っていない。そういうことがありありと出たオリンピック・パラリンピックが今回の北京だったのではなかろうか。むしろ逆にそのような逆境からの奮起が感動につながる場面も多々あったが…。
 文化面でも日本はかなり遅れをとっていると思う。そこにはやはり日本特有というべき背景が存在する。どんなに優れた作品を作っても、それが名のある(ネームバリュー)先生方のお墨付きを得ない限り、決して出世は出来ないのである。そして、日本人は誰であれ、”有名な”作家のものしか見ようとしない。その辺に素晴らしい作品が転がっていようともそれが優れたものだと感じられないのである。名指しは出来ないが、過去を眺めてみてもそういうことがよくわかる。(だからと言って、私の作るものがいいと言っているわけではない。むしろまだまだダメである)
 まずは目を開き、よく見ることから始めよう、そして、己に厳しくあろう、と思う。

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