久々に見れそう

2023-07-31 22:05:00 | 絵画鑑賞、創作

  晴れ後雨。一時、強風を伴ってかなり強く雨が降った。そのおかげで夕方頃からは涼しくなった。強風を伴った雨のおかげで窓全開で出勤したので、アトリエ(部屋)の床がびちょびちょになってしまいましたが……。

 今週開幕早々からかなりハードでしたが、いいこともありましたのでよしとします。

 青森県立美術館で棟方志功展が始まりましたので、折を見て鑑賞しに行こうと思います。コロナ禍のせいで、全く美術展に行けていなかったので、ちょっと興奮気味。

 美術の新しいとか古臭いって、一体何でしょう。古臭い美術を打ち破るとか、そう言っている時点で何やら胡散臭いですし、目標レベルが低く感じます。いい作品には古いも新しいもないと思うんですがね。私は何でも頭ごなしに否定しないので、所謂現代アートでも否定はしませんし、古典美術を古臭いとかも思いません。

 印象派の絵画をただの絵の具のシミにしか見えないと思う人だっておりますし、幼い子供たちはゴッホのひまわりを見て暗い絵だと断じたりします。何事も一方的に良い悪いに決めつけがちですが、素直な心持ちで接することが必要だということ。ちなみに私はマルセル・デュシャンの「大ガラス」、「1、水の落下 2、照明用ガス が与えられたとせよ」はけっこう好きです。自身の脳の中にしか無い映像を現実世界にそのままの形で出現させるという難問に挑戦した意欲作だと思っています。

 芸術だけではなく、社会全般に言えると思うのですが、何でも否定するのではなく、別の角度から物事を見ようとする努力があれば、お互いに否定せず歩み寄れるのではないでしょうか。

 

 七月の絵 「ダム湖」 F10号・油彩

 水面を平らに描くのって、本当に難しいです。難問