引き続き読む

2017-08-25 23:29:45 | 読書、書物

  晴れ。風があったので割と過ごしやすかった。

 三島由紀夫著「禁色」と、就寝前読書の田中芳樹著「銀河英雄伝説(正伝)」を読み終えました。「禁色」は一体どのような結末が訪れるのか緊張するような作品で、最後の大団円が、大団円と言えるのかな、という三島氏の皮肉なのか本気なのか判断のつかない終わり方でした。長めでしたが最後まで緊張感があり、さすがのまとまりでした。好き嫌いが別れるかと思いますが、私は好きな方です。言っておきますが、私にソッチの趣味はありませんのでご了承下さい。ちなみに、氏の作品でも失敗作はあるらしく、評論などでは何やかにやと難癖がつけられていますし、確かに中には他の作品に比べて締まりが足りないかな、などと思われる物もありますが、あれだけの数の硬い文章を書ければ評論なんか勝手にほざいてろ、と思ってしまいます。

 銀河英雄伝説全十巻を再読し、また英雄達に会って別れなければなりません。寂しいですが、またその内お会いしましょう。

 三島由紀夫氏の作品を古本屋さんで書いまくったので、次も三島作品。「美しい星」を。なんと、自分たちを宇宙人と思っている家族の話のようで、いかにも硬派そうな三島氏の作品としては随分異色です。展開が既に期待させてくれます(笑)。

 就寝前読書には、宣言通りジェイン・オースティン作品をば。世界文学全集より、「高慢と偏見」を再読したいと思います。ところで世界文学全集は全巻読んだっけ? 最後の十冊の記憶がかなり曖昧です。