一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段6・突然の投了

2011-03-28 00:23:16 | LPSA芝浦サロン
昨年11月12日(金)のLPSA芝浦サロンは、船戸陽子女流二段の担当だった。この週は8日(月)にも同女流二段に2局教わっているが、私はレギュラーの金曜日を休むわけにはいかないので、いつもどおり芝浦へ向かった。
この日の船戸女流二段も、月曜同様ピンク系の服。しかしピンクの襟巻きがついているところが、前回と違う。船戸女流二段は本当にピンクが好きなんだと思う。
サロンに来た人に、まずは「Minervaファンクラブ会報」が一足早く配られた。ファンクラブ担当は船戸陽子女流二段だが、会報の編集長は島井咲緒里女流初段が務めている。最新号もおもしろい内容で、LPSA女流棋士の「目」だけが載った女流棋士当てクイズが出色だった。
私は船戸女流二段の目がまったく分からず、あとで船戸女流二段に「エセファンだ」とつむじを曲げられたのは、以前書いた通りである。
さて私はこの日も仕事がなかったので、明るいうちから入室し、指導対局開始。
私の☗7六歩に船戸女流二段は☖8四歩…と指しかけて☖3四歩。☖8四歩なら相矢倉を目指したが、☖3四歩なのでヤメにした。私はウソ矢倉はやらない。
☗6六歩と角道を止め、振り飛車の意向。しかし☖5四歩☗5六歩に☖5二飛と中飛車に振られ、意表を突かれた。ここで私が三間飛車に振れば、数手後の玉の位置の差で先手(下手)が指しやすいのだろうが、それなら5手目の☗5六歩が不急の手になってしまう。そこで私は居飛車に方向転換し、まったりとした展開を目指した。
私は玉頭に位を張り、船戸女流二段は☖3六歩の打ち捨てから☖5五歩☗同歩☖同角と捌いてくる。しかしこれは1歩損の動きなので、私にはありがたかった。
以下は優位に進めていたのだが、☗2二歩☗2九桂☗3四歩☗3八飛☗4五歩☗5七歩☗7七角、☖5四飛☖5五歩・持駒・銀2、歩2の局面で、☖5六歩☗同歩☖4七銀☗5五歩☖5二飛のとき、☗3七飛が功を焦ったか。以下☖4六銀☗2一歩成☖3七銀成☗同桂の二枚換えになったのだが、☗3七飛では黙って☗2八飛と寄っておくべきだったかもしれない。
もっとも☗3七同桂のあとに☖6三歩と後手を引かせたので、これでも下手指せる。しかし次の☗5四銀が少し重かった。次に☗4三銀成を狙ったわけだが、同じ飛車を取りに行くのならここは☗3五桂と打ち、☗4三桂成を目指すほうがよかった。
このあたり、いいと思った局面から緩手を出す、の繰り返しで、ちょっと精神状態がおかしかった。
ただしまだ悲観する形勢ではない。私は☗5四歩と突きだし、次の☗5三歩成を見せる。船戸女流二段は☖6六金と打つ。☗同角☖同成銀。
ここで「現在の目」に戻る。
棋譜ノートを見ると、ここで私は唐突に投了していた。いやはやこの局面、下手が駒損で確かにわるいが、まだまだ頑張れる形であろう。なぜ投了したのか、自分でも分からぬ。一応、投了図の駒の配置を記しておこう。

かなわぬまでももう一手、☗7七金打ぐらいは指すべきだろう。などと私が書いても説得力はないが、本局はずいぶん諦めがよかった。
この日は最初から2番勝負を予定していた。次があるから、と闘志が鈍っていたのかもしれない。自戒したい。
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