一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段7・快勝

2011-03-29 00:29:30 | LPSA芝浦サロン
昨年11月12日(金)のLPSA芝浦サロン、船戸陽子女流二段との指導対局で負けた私は、「おかわり」を所望した。LPSAが芝浦に移転して1ヶ月半、早くも3回目のおかわりである。ちなみに8日(月)の対船戸戦は、勝っておかわりだった。勝っても負けても、結局おかわりしてしまう。1回あたりの指導対局料も高くなっているのに、これだけ重ねたら、一体いくらの出費になるのかと思う。
思うのだが、サロンに来ると、その考えが麻痺してしまう。どうもよくない。
本局は私が中飛車に振ってみた。対船戸戦の中飛車は少なく、2009年7月以来1年4ヶ月振り、4局目だった。ちなみに船戸女流二段の中飛車(平手)はここまで9局ある。
本局、船戸女流二段の囲いは天守閣美濃だった。といっても☖2二角型ではなく、☖3三角~☖2三王~☖3二銀の変則手順だった。
私は5筋の歩を交換し☗5六銀と好形に立ったが、船戸女流二段は☖5二飛☗5五歩に☖4五銀とぶつけてきた。対して☗6七銀と引く手が大人の手だったかもしれないが、気合で☗4五同銀と取ってみた。船戸女流二段のいでたちは全身ピンクで私はメロメロだったが、盤上までメロメロになっていては勝てない。
ここから船戸女流二段の猛攻が始まった。ただいつも思うのだが、船戸女流二段の攻めは若干無理気味のケースが多い。ゆえに落ち着いて対処すれば優位に立つのだが、そこを受け間違えて手にされるケースも少なくない。
ただし公式戦では相手もプロなので、うまく受けられるケースも多いと思う。船戸女流二段はもう少し、攻めに慎重になったらどうか。などと勝手なことを書いてみる。
本局は船戸女流二段が快調に攻めているようだが、若干ソッポを攻めている気がした。私は丁寧に受け、決め手を与えない。駒損の攻めなので、脅威は感じない。
船戸女流二段は私の守り駒を全部剥がし、☖4八同馬まで迫ったが、ここでは船戸女流二段が銀損で、すでに切れ筋である。ただ、船戸陣の自玉はまだ安泰だし、船戸女流二段も指せると見ていたようだ。しかし私も盤上に☗6四竜がおり、持ち駒は飛、金2、銀3、桂2…と、あふれるくらいある。
私はここで☗3五桂。この手を船戸女流二段は見落としていたらしい。「その手がありましたか」といった。
☖3五同歩☗3四銀。ここで投げてもらいたいが、船戸女流二段は☖2二王。
もっとも私だって、指し間違いがあってはいけないと、手つきは慎重だ。本局、扇子サイン勝負もマッカラン勝負もないが、女流棋士に勝たせていただくことは、それだけで立派な勲章なのだ。
☗2三銀打☖同銀☗同銀成☖同王☗3四銀☖3二王。ここでまたも考えていたら、船戸女流二段から「10秒、20秒」と秒ヨミでせかされてしまった。
以下は誰でも分かる☗4三金☖3一王☗3二銀、で、私の勝ちとなった。これできょうは1勝1敗。同じ星なら●○のほうがよい。感想戦も手早く終え、私は気分よく、サイゼリヤに向かったのだった。
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