一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

九州旅行11・博多どんたく演舞台を見て廻る

2013-06-22 15:41:43 | 旅行記・G.W.編
(5月23日のつづき)

6日夜の「福岡→羽田線」臨時便は、残り1席になっていた。余裕をぶっこいていたと青くなり、慌てて予約を入れる。2年前の沖縄旅行では帰りのチケットが取れず、大変な目に遭った。「宮崎→羽田線」も捨ててないが、保険を掛けておくに越したことはない。
2,630円を払ってネットカフェを出ると、すぐ前の通りが「どんたくストリート」だった。きょう5月4日は午前10時からの開演だが、同じ10時から「博多駅本舞台」でもイベントがあるので、そちらに向かう。
まずは陸上自衛隊第四音楽隊のコンサートである。さっぽろ雪まつりの自衛隊コンサートもそうだが、これが玄人はだしの演奏で、毎年楽しみなのである。
今回もクラシックやら歌謡曲やら、馴染みの曲が演奏される。〆は歌い手が3人、前に出て、福岡ソフトバンクホークスの応援歌を演奏した。
唐突だが、私は「ソフトバンク」が嫌いだ。私はむかしソフトバンク関連の広告代理店に勤めていたことがあり、孫さんにも会ったことがあるのだが、ちょっと、イヤな思い出しかないからだ。そんなソフトバンクがダイエーホークスを買収して私はおもしろくないのだが、応援歌はそのまま使用しているので、そこは評価している。
まあ郷に入れば郷に従えというし、福岡に来ればホークスファンにならざるを得ず、ここはみんなといっしょに楽しんだ。
ほどよいところで切り上げて、「どんたくストリート」に向かう。ここは数年前に開設された会場で、「プチ博多どんたくパレード」の趣がある。
スタート地点では、「ティニハウ・タヒチどんたく隊」が待機していた。いまは5月だが、常夏の雰囲気がムンムンである。
彼女らがスタートした。このストリートは2か所で止まって演舞をする。沿道は一方通行で、各所にスタッフがおり、それを厳しく指示している。
私もひとつところに止まって鑑賞すればいいのだが、ついふらふらと彼女らについていってしまう。大いに楽しんだが、その後は建物の裏側を大回りして戻ってこなければならず、大変な労働になった。空はきょうも快晴である。
ダンス&パレード、マーチングバンドが終わると、博多アイドルグループ・QunQun(キュンキュン)が登場した。総勢22名の大人数である。彼女らは毎年拝見しているが、解散せずに活動を続けているのは立派だ。
しかしパフォーマンスのとき、彼女らが沿道の観客に対して、90度の角度で横を向いて立っていたのが気になった。
ふつうは観客に正対して歌う。それなのに横を向かれたら、彼女らがよく見えないではないか。
彼女らもメジャーになってきて関係者も「撮影禁止」にしたいのだが、イメージとしてそれはやりたくない。それで、彼女らを容易に撮影させないための措置なのでは、と勘繰りたくなった。
まあそれはともかく、22人のパフォーマンスは圧巻だった。
なお昨年出場したHKT48は、今年は出場せず。地方グループとはいえ、あれだけメジャーになっては、容易に参加できないのだろう。
ラストは「黒田官兵衛ふくこい隊」。黒田官兵衛は戦国・江戸時代の戦国武将。来年のNHK大河ドラマの主役である(演じるはV6の岡田准一)。
生まれは播磨国(兵庫県)だが、晩年は筑前国(福岡県)で過ごした。その縁で、福岡県も盛り上げに一役買っているのだ。
これもなかなか勇壮だったが、中でもMinamiちゃんそっくりの、甲冑姿の少女が魅力的だった。
「博多どんたく港まつり」は明治通りの大パレードのイメージがあるが、上にも少し書いた通り、各所でプチ舞台がある。午後3時からの大パレードの前に、いろいろ見て回る。といっても、私が行くところはいつも同じだ。まずは大博通りにある「博多区演舞台」に向かう。
会場に着いたがいったん出て、近くの立ち食い蕎麦屋でもりそばを食らう。ブランチである。290円はお値打ち。ただ、つゆがずいぶん、甘口だった。
引き続き「博多区演舞台」で楽しむ。ここは募金箱が設置してあり、かつては募金をすると、募金額以上の記念品をくれたものだった。
それがある年からくれなくなったのだが、私は慣習として100円を募金し、その場を去った。
と、後ろから「お客さん」とオカアサンが走り寄って来た。「これ」とビニール袋をくれる。中にはペットボトルのおいしい水と、メモ用紙が入っていた。メモ用紙は200頁以上ありそうで、使いでがある。これはいいものをいただいた。
大博通りを左折して、櫛田神社に向かう。ここも毎年のお参り場所だ。神社に着き、サービスのお茶をいただく。
「博多のお茶は美味いですね」
とお礼を述べる。この一言がミソである。
このあとは参拝だが、今年は大変な人出で、境内の前で3列に並んでいる。私は待たされるのが何より嫌いなので(「待つ」のはよい)、よほど素通りしようと思ったのだが、そうもいくまい。真ん中の列に並んだ。
しかし、左右の列の進行が早い。こっちの列は何をやってるのだ、チャッチャッチャッと参拝してくれよ、とイラつく。
ようやく私の前まで来た。前のオッサンが、深々とお辞儀をする。これはヤバイぞ、と思う。
恭しく賽銭を投じ、パン!…パン!!
やっぱり。このオッサン、念入りにお参りするつもりだ。
合掌し、数秒。再びお辞儀をし、そのまま数秒…。じれったい!
最後に一礼して、ようやっと私の番になった。私は5円を放り投げ、チャッチャッと参拝。自分が幸せになるためには、それなりの努力が必要である。参拝は、慰めのひとつにすぎない。
隣接する、中洲川端商店街に入る。ふつうの旅行者だったらここで昼食を摂るのだろうが、食事処はどこも一杯で、入る気がしない。
リラックマの大きなぬいぐるみが陳列されている。島井咲緒里女流二段が独身だったら食指が動いたところだが、彼女が結婚したいまでは、素通りの一手だ。
どんたく隊が商店の前で、商売繁盛祈願をやっている。これも博多どんたくお馴染みの光景である。
以前さまぁ~ずがこの商店街を訪れ、「何となく通り過ぎてしまう商店街」と評したが、なかなか的を射ている。私は途中で左折し、中央公園に向かう。ここは「若者“かたらんネ!”広場」がある。日射しはますますきつくなってきた。
公園に入り、小中学生のパフォーマンスをしばし楽しむ。時刻は午後2時を過ぎた。
傍らには、JTがブースを出している。JTは将棋日本シリーズを主催している優良企業だ。かなり迷ったが、今回もビニール袋をもらった。ここに街中で拾ったゴミを入れるのである。
がしかし私は、手持ちのゴミを放り込む。
そのまま福岡市庁舎前の「お祭り本舞台」に向かう。ミス大分がいたのでカメラを向けたら、手を振ってくれた。一口に「ミス」といっても首を傾げたくなる「ミス」がいるが、ミス大分は正真正銘の美人だった。
いよいよ「お祭り本舞台」に入る。ここがまた、すごい人出である。
その一隅で行列ができているが、博多松ばやしの一行が入場するらしい。
「博多松ばやし」とは、福神・恵比須・大黒が馬に乗り、稚児を従え、市中を祝いながら廻るものである。これは是非鑑賞したいが、いったん会場を出る。「西日本新聞イムズ演舞台」では、ミス・タイが勢ぞろいしており、「彼」「彼女」をタイ語で講義していた。
「お祭り本舞台」に戻る。と、松ばやし一行が入場し、興奮は最高潮となった。私も10年以上博多どんたくを楽しんでいるが、この一行は初めて見た。
そろそろパレード会場へ向かわねばならぬ。お祭り本舞台を出て警察署の前を通ると、先ほどの松ばやしの一行がいた。警察署長以下が迎え、敬礼をしている。まさに町を上げてのお祭りだ。
JTに寄り、スタッフにゴミ袋を渡すと、傍らのゴミバケツに、ゴミを自分で選別して捨てるよう言われた。これは初めてのパターンである。処理後、札幌と同じく、布切れのようなものをいただいた。私はジュースがよかったのだが、経費がかかるのだろう。
さらに公園内の屋台で梅ヶ枝餅を買う。1ヶ105円は良心的な値段。ふつうは110円、もしくは120円を取るところだ。
私は明治通りに向かう。いよいよ、博多どんたく港まつり大パレードである。
(つづく)
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