一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

最悪のオリンピック

2024-08-07 20:37:54 | プライベート
パリオリンピックは終盤戦に入った。私はスポーツにそこまで関心はないが、オリンピックにおいては、もちろん日本人にメダルを取ってもらいたいと思っている。
そんな今年は、とりわけ審判の誤審が多いようである。本来「誤審」という言葉自体があってはいけないのだが、実情はそうである。
今年の日本の被害は柔道、バスケットボール、サッカーなどだろうか。柔道の度重なる誤審、バスケの八村塁の退場、サッカーの細谷真大のゴール取り消しなど、数え上げればキリがない。
柔道においては、2000年のシドニーオリンピックでの、篠原信一の件が思い出される。篠原は決勝戦に臨み、苦戦の中、逆転の妙手「内股透かし」を決めた。しかしこれを審判が取らず、篠原は悔しい銀メダルとなった。一本で終わっているところを試合続行だから、選手としては、萎える。
いわゆる「世紀の大誤審」に運営側も反省したか、以降はビデオ判定を導入することになった。しかし篠原に金メダルは与えられなかった。審判の無知が招いた悲劇である。
それ以来私は、選手の技術云々より、審判のレベルの底上げが大事と考えていたが、残念ながら審判のレベルは、むしろ下がっているようだ。今回の審判も、どこかから賄賂をもらっているのか、それとも単純に西洋人を贔屓しているのか、とにかくひどい。これ、本当に選抜された審判なのだろうか。
さらに書くと、柔道自体も、試合展開が奇妙だ。外国人などは逃げ腰で、組み合うことをしない。お前ら、試合に臨めよ、と思う。
なんだかもう柔道というより、柔道着を着たレスリングみたいだ。団体戦最終戦のリネールのあれはなんだ? ああその前に、この団体戦は4勝1敗で日本が金メダルである。未熟な審判が、日本の勝ちに判定できなかった。だからズルズルと最終戦まで行ってしまった。
話を戻し、リネールのあれ、ラグビーじゃねえかと思ったら、「肩車」という新しい技があるという。「地獄車」なら知っているが、そんな技があるとは知らなかった。
その出場者を決めたルーレットもひどい。あれ、不正はなかったとしても、多くの観戦者にそう思わせたのだったら、やはり失敗だと思う。あれなら人生ゲームのルーレットでやったほうがまだマシだ。
柔道の金メダルは東京の9個から3個に減ったが、これだけ誤審のオンパレードをやられちゃ、メダルも減るというものだ。
もう個人的には、もう柔道は日本が参加しなくてもいいんじゃないかと思う。オリンピックのそれは「JUDO」、いわゆるレスリングであって柔道ではない。日本だけで大会を開催して、もちろんルールも従来のものに戻して、そのルールでも外国人が参加したいというなら、参加を許可すればいい。
バスケもひどかった。八村の退場は、主軸を排除しようという審判の思惑が反映されたとしか思えない。
サッカーもひどかった。細谷渾身のゴールを、冷徹にオフサイドと判定する審判に戦慄した。あの審判は、日本がゴールするたび、とりあえずオフサイドにしたのではなかろうか。
巷では、あのゴールが決まっていたとしても1-3で日本が負けていた、という声もある。しかし前半で1点取って同点にしていたら流れは日本である。後半戦の戦い方、心理状態も変わっていたはずで、勝敗はまったく分からなかった。
実力はスペインが上だったかもしれないが、実力通りに勝敗が決まらないのは、勝負事の常である。
アーティスティックスイミングの、「有料抗議」もよく分からなかった。採点に不満がある場合は、いくらかカネを積んで、抗議させていただくというものだ。
これを日本は行使して、6位から3位に上がった。そしてその場合、積んだおカネは戻ってくるという。なんだか保釈金の返金みたいではないか。
こんなの、抗議される前に審判団がしっかり見ろよ。なんだか、不良のパソコンを売っておいて、その修理を依頼したらカネを取られた、みたいなものだ。もう、審判団には不信感しかない。
セーヌ川での汚染トライアスロンといい劣悪の選手村といい、今回は史上最悪のオリンピックではなかろうか。パリのイメージも相当悪くなった。
さて、こんなオリンピックに「将棋」が採用されたら、どのようにルールが改悪されるだろうか。ちょっと考えてみた。
(つづく)
コメント (2)
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