13日に行われた叡王戦挑戦者決定戦三番勝負第2局は、豊島将之竜王・名人が渡辺明三冠に勝ち、1勝1敗のタイとなった。
豊島-渡辺戦は春の名人戦と合わせ「十番勝負」になるわけだが、2人はいつも勝っているから、こういうことになる。名人戦もフルセットまで見たいものだ。
ところで三番勝負といえば竜王戦の挑戦者決定戦、新人王戦決勝が浮かぶ。一般棋戦・準タイトル戦時代の王座戦は三番勝負だったし、早指し将棋選手権戦も、決勝戦は三番勝負のときがあった。はるか昔は、棋聖戦の挑戦者決定戦も三番勝負だった。名人戦のプレーオフも三番勝負だったことがあるし(升田-大山の高野山の決戦が有名である)、九段戦でも挑戦者決定戦は三番勝負のときがあった。
では、「○●」となった星取りを調べてみよう。なお勝敗は便宜上、第1局を勝った側から見た。対象は棋聖戦以後とした。
■叡王戦挑戦者決定戦
○●○………1回(第4期・永瀬拓矢七段VS菅井竜也七段)
○●●………0回
■竜王戦挑戦者決定戦
○●○………11回
○●●………9回
■新人王戦決勝戦
○●○………8回
○●●………10回
■王座戦挑戦手合
○●○………6回
○●●………5回
■早指し将棋選手権戦決勝戦
○●○………0回
○●●………0回
■棋聖戦挑戦者決定戦
○●○………2回
○●●………1回
以上、「○●○」は28回、「○●●」は25回である。
第2局に勝って追い上げたほうが有利と思いきや、第2局に負けたが第3局は踏ん張った、というケースのほうが多かった。ただ、いずれの棋戦もほぼ五分である。ことに竜王戦は32期33回の三番勝負のうち、フルセットが20回もあった。やはり両者気合が入っているのだ。
叡王戦挑戦者決定戦第3局は、24日に行われる。
豊島-渡辺戦は春の名人戦と合わせ「十番勝負」になるわけだが、2人はいつも勝っているから、こういうことになる。名人戦もフルセットまで見たいものだ。
ところで三番勝負といえば竜王戦の挑戦者決定戦、新人王戦決勝が浮かぶ。一般棋戦・準タイトル戦時代の王座戦は三番勝負だったし、早指し将棋選手権戦も、決勝戦は三番勝負のときがあった。はるか昔は、棋聖戦の挑戦者決定戦も三番勝負だった。名人戦のプレーオフも三番勝負だったことがあるし(升田-大山の高野山の決戦が有名である)、九段戦でも挑戦者決定戦は三番勝負のときがあった。
では、「○●」となった星取りを調べてみよう。なお勝敗は便宜上、第1局を勝った側から見た。対象は棋聖戦以後とした。
■叡王戦挑戦者決定戦
○●○………1回(第4期・永瀬拓矢七段VS菅井竜也七段)
○●●………0回
■竜王戦挑戦者決定戦
○●○………11回
○●●………9回
■新人王戦決勝戦
○●○………8回
○●●………10回
■王座戦挑戦手合
○●○………6回
○●●………5回
■早指し将棋選手権戦決勝戦
○●○………0回
○●●………0回
■棋聖戦挑戦者決定戦
○●○………2回
○●●………1回
以上、「○●○」は28回、「○●●」は25回である。
第2局に勝って追い上げたほうが有利と思いきや、第2局に負けたが第3局は踏ん張った、というケースのほうが多かった。ただ、いずれの棋戦もほぼ五分である。ことに竜王戦は32期33回の三番勝負のうち、フルセットが20回もあった。やはり両者気合が入っているのだ。
叡王戦挑戦者決定戦第3局は、24日に行われる。