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中学教員の4割が過労死ライン 教員の勤務実態調査

2023年04月29日 | 日記
 文科省が22年度の教員の勤務実態調査の結果を発表。
残業時間上限の月45時間を超えることになる学校内勤務時間
「週50時間以上」の教諭は小学校で64.5%、
中学校で77.1%とのこと。
過労死ラインの月80時間超えの残業に相当する「週60時間以上」の教諭は
小学校で14.2%、中学校で36.6%。
 一日当たり平日に学校に勤務している時間は小学校で10時間45分、
中学校で11時間01分との調査結果。
 つまり、朝7時半に学校に到着して学校を出るのが午後6時半前後ということ。
その間、まともな休憩時間はほとんどないのが現場の実態ではないか。
長時間過密労働の最たるもの。
 こうした問題は私が現場にいた頃からすでに問題になっており、
根本的な解決策を先送りしてきた政治の責任が大きい。
 要は一クラスの子どもの数を35人、さらに30人以下に減らし、
教員の人数を根本的に増やすこと。欧米並みにすること。
 クラス担任以外の専科の教員を増やし、担任教員の空き時間を保障すること。
そのための法改正と財政出動を行うこと。
 これに尽きる。
これをやらずに小手先の働き方「改革」などと言っても実態の大きな改善は
進まなかったのがこの間の事実が示しているのでは。
OECD加盟国36ケ国、国民総生産に占める公的教育予算の占める割合は
最下位という日本の現状は、あきれて言葉も出ない。

新緑の季節、市役所前の楠の樹の芽吹き。

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