石破政権の江藤農林大臣が「私はコメを買ったことがない」「支援者が持ってきてくれる」「売るほどある」と発言してとうとう大臣辞職に。
本人は講演会の席上での発言。少々、身内の発言として軽く言ったのかも。それにしても、高すぎるコメを買うことができず、育ち盛りの子どもに「お代わりはなし」と言わざるを得ない悲しい母親の気持ちを思いやることができなかったのか。
農林大臣の前に政治家として、国民の声を真摯に聞き取るという姿勢の欠如。議員失格である。
「令和の米騒動」と言われるが、国民も「騒動」というにはおとなしすぎる。
本家本元の「米騒動」は大正時代。1918年、富山の女房たちがコメの値段が高騰し、コメが食えないと、港から搬出される米の積み出しを止めようと米穀商店などに押し掛けたのが始まりと言われている。
瞬く間に全国に広がり、警察では手に負えなくなり、軍隊が出動するまでに。
時は1917年。ロシア社会主義革命が成功し、地球上に初めて労働者階級の政権が誕生。欧州列強はこの政府をつぶそうと軍隊を送り干渉。日本もシベリアに出兵し、その兵士の食料としてコメの確保が必要となり、コメの値段の高騰、コメ不足、庶民にはコメが回らない事態に。
自然発生的に全国に広がった1918年の米騒動は軍隊、警察によって鎮圧された。しかし、静かな「令和の米騒動」は一票という有権者の「大炎上」で自民公明政権を過半数割れに追い落とすことができる。来たる7月20日投票の参議院選挙が「令和の米騒動」の見せ所。6月22日の東京都議選でも。

水元公園の湖畔に空高く泳ぐこいのぼり。
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