クルマのミライ

「次世代クルマ社会のミライ」シンポジウムを聴いてきた。
　
「ポスト２０２０ ＣＡＳＥの先の社会受容性」国際モータージャーナリス清水 和夫氏
「自動運転」は、渋滞緩和や交通事故の低減、高齢者の移動支援などの手段として期待されている。
公道での実証実験も始まり、技術不足や事故時の責任問題等、実用化に向けて課題が残されている。
ただ、電気自動車がよくて、ガソリン車やディーゼル車が悪いわけではない。互いに長所を生かし合い、うまく共存できるクルマ社会を目指すべきだろう。
また「カーシェア」についても、自動車の稼働台数を減らすという点で、地球環境の負荷軽減に貢献している。

「『クルマのミライ』に向けた政府の取組」
　　　　　　　　　経済産業省　大臣官房参事官（自動車・産業競争力担当）小林 大和氏
政府は２０２０年までに「無人自動運転サービス」を公道で開始すること、２０３０年までにそのサービスを全国１００か所以上で展開することを目標にしている。
例えば、隊列を組んだトラックの後続無人化を目指している。
技術の変革に伴い、交通ルールや責任に関する種々の制度を変える必要がある。日本が世界をリードしていくという意気込みで、スピード感を意識して技術開発や環境整備に取り組む。

トークセッション
「コネクティビティと次世代通信がつくるクルマ社会のミライ」
トヨタからは、２０２０年までに日米で販売されるほぼ総ての車に車載通信機を標準搭載する予定。「ビッグデータの活用」は、災害時に通れた道マップ、事故削減に寄与するつながる保険など。

損保会社からは、安全運転の度合いを保険料に反映する自動車保険の販売を始めた。多くの人の保険料が割引きとなり、事故も減少している。

　　　　　　　　［　当日は東京モーターフェス　］

投稿が遅れていた本記事を今日にすると、タイミングよく今日の読売新聞の朝刊に一面掲載されていた。↓