天岩戸
2012年11月12日 | 旅
神話「岩戸開き」の話の中でたくさんの神さまたちが、話し合う場所がここ「天の安河原」。
八百万神の集い、この河原の一角に「仰慕窟」(ぎょうぼがいわや)という大きな洞窟(間口30m・奥行き25m)があり中に鳥居と社が建てられている。天照大神が隠れた天の岩屋の戸を開け、中から力づくで引っ張り出した力持ちの神さまが手力男命(タヂカラオノミコト)。
【天岩戸伝説】
天照大神は、太陽神とも呼ばれて包容力と慈愛に満ちた神。しかし、その弟である須佐之男命は様々な騒ぎを引き起こす「荒ぶる神」と恐れられた困った神だった。我慢ならなくなった天照大神は、天岩戸に閉じこもって出てこなくなった。太陽神である天照大神が隠れてしまったため、天と地は闇の世界になった。困り果てた八百万の神々は天安底辺に集まってどうすればよいかを相談した。
知恵の神オモイカネがアマテラスを岩屋から引き出す作戦をたてた。
「アマテラスに夜が明けたと思わせるために、ニワトリを集めて一斉に鳴かせ、岩屋の前で面白おかしく踊って、ほかの神々はそれを囃し立てるのです。外の様子を不思議に思ったアマテラスが、岩屋の戸を少しでも開けたときに外に引っぱり出すのです」
まず、天鈿女命(アメノウズメノミコト)が、岩屋の前に置かれた伏せた桶の上で、ニワトリの声に合わせて踊りはじめた。手拍子、足拍子おもしろく、足を踏み鳴らしながら、腰をフリフリゆらゆら、何かに取り憑かれたように踊ったものだから、着物はずれるわ、お乳は見えるわ、へそも見えるわで、見ていた神さまたちは大笑い。
外の騒ぎを不思議に思ったアマテラスは、岩屋の戸を少しだけ開いて、外の様子をうかがった。すかさず、アメノウズメがアマテラスに「あなたさまよりも、もっと立派な神さまがここにおられます」と言うと、アメノコヤネとフトダマがアマテラスの前にさっと鏡を差し出した。そこには、キラキラと光り輝く美しい神さま(アマテラス)が映っていたから、アマテラスはいよいよ不思議に思い、その神さまをもっとよく見ようと身をのりだして鏡をのぞきこんだその時、
「さあ! 今だ!」
岩屋の戸のわきに隠れていた手力男命(タヂカラオノミコト)がアマテラスの手を引っ張り、岩屋から連れ出した。
あっという間に、高天原には再び日の光があふれ、山も川も輝きはじめた。
天岩戸神社 西本宮
高千穂神社は創建1800年と伝えられ、天慶年間には「十社大明神」(三毛入野命、その妻・鵜目姫命ほか8子神の計10神)とも称し、高千穂郷八十八社の総社とされた。
境内には、樹齢800年の秩父杉が高く太く立ち、他にも夫婦杉など大きな杉がそびえ神さびている。残念ながら、神楽にはご縁がなかった。
つづく
今日のiinaさんのブログを読むと高千穂峡に行った時、尋ねておけばよかったと今になって思います。
当時は駐車違反で、その場所を一時も早く立ち去ることしか考えていませんでした。
惜しいことをしました。
天照大神は、引きこもりの元祖だったのですね。
「天の岩戸」に来ていただきホッ~!としています。
「天の安河原」は宮崎を代表するパワースポットですがその雰囲気を味わっていただけたと思います。
やはり神話の里、次の機会には是非「夜神楽」をごご覧いただく様計画をお願いします。
・「江ノ島の富士」
>葛飾北斎の神奈川沖浪裏の富士です。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9957af5295480541e3f6164441f5ff0e
いやー素晴らしい絶景 ありがとうございました。
砕け散る波しぶきと富士山~北斎のイメージで上手く撮るものですね
やはり冬でないとこれだけの景観はなかなか望めないのでしょうね
>飽きることもなくしばらく眺めては、この絶景の前で岩に腰かけて読書をたのしむ。
う~ん、このシチューエーションで読書ですか?
私ならコーヒーカップを片手にただ「ぼ~」としています。
・大浪の紅葉写真ご感想ありがとうございました。
まんまる円形の池~45年も前ですか?
再会の時「深いブルーの水面と紅葉に彩られた姿」を観ていただいて良かったです。
しかしこの頃思うのですが・・・過ぎ去った年月はとても短く感じます。
(大げさに言えば、数十年前でも、つい最近の様に~)これも加齢現象かなア~。
どこに行ったのでしょうか?なんと戸隠まで飛んで行ったそうです。
高千穂神楽は 日本三大神楽で見る価値はありました。
ファストフィッシュ(fast fish)を食べたことはありませんが、TVと新聞に紹介された骨抜き魚を店頭でさがして
見つけたことがあります。
最近は、諸外国で魚貝類を認識しはじめて高くなる傾向にあるようですから、そこまで手を加えて食べさせる必要
を認めませんが、売り手の知恵ですね。
(ムツゴロウ) さん へ
>天照大神は、引きこもりの元祖だったのですね。
日本の神話の神さまは、人間的ですね。
八百万神が河原に集って相談したことから、石を積み上げて願い事をするようです。どんな難しい願いも
叶いそうに思えます。たくさん積み上げていましたよ。
(「のべR山会」のK)さん へ
「天の古道」を拝読しましたが。ロマンチックな古道ですね。
天岩戸神社を経由して登山とは贅沢ですが、山々の稜線が凸凹して綺麗です。
iinaも古代道について綴っています。↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1242d83e85c42e5475365c33c370a305
>「天の岩戸」に来ていただきホッ~!としています。
おや、心配をおかけしたようですね。
とすると、さながらiinaの旅はミステリー・ツアーのようです。次の訪問地を当てるのもブログの楽しみ方ですね。
まだ旅の全容をブログに予約しきれてませんが、iina宅には遊びを用意しますから明日は当てられぬと思います。
砕け散る波しぶきと富士山には、読書だけで終わるものですか。見晴らしの好いお店に腰を据えてビールを
いただきながら、富士の眺望を存分に味わいました。
さんきん、江ノ島神社入口に寿司屋が評判とテレビに紹介されたので、また行きたくなっています。
(tombo) さん へ
>アマテラスが閉じこもった岩の扉 こじ開けた扉はどこに行ったのでしょうか?
>なんと戸隠まで飛んで行ったそうです。
おっとっと(戸)、戸はずいぶん遠くまで飛(戸)んだものです。
天岩戸神社のご神体は、岩戸そのものでした。
対岸にあるのですが、幸いにも申し出ると宮司さんが案内してくれました。いまは崩れ岩穴の奥の壁が
見えると説明しました。なるほど、そのようでした。
アマテラスが閉じこもったままにならなくてよかったです。
(青島老人)さん へ
高千穂に泊まると、神楽を見学できたのですね。
ここに神武天皇の祖先たちが住んでいたように思えてきます。
熊本城は隈本城というそうですから、隅々まで見て歩きました。後日に隅々をアップいたします。
実家の拝みどころ白銀堂に実に似ています。。。
ただ、旅のアップがつづいていて、その話題は先送りです。
「のぼうの城」も観たいのですが、アップはさらに遅れます。
旅は、まだ全日程をつづり終えていません。
沖縄の白銀堂が、天岩戸神社に似ていましたか。
いわれも似ていますよ。。。不思議なものです。