日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

逢坂剛著「百舌の叫ぶ夜」

2014-07-05 | 読書
先週の土曜日の本屋さんで買った1冊
逢坂剛著「百舌の叫ぶ夜」 集英社文庫刊



俳優西島秀俊のただならぬ視線に吊られて手に取った。
逢坂剛は初めて読む作家

百舌が千枚通しを手に殺したい男の後を付けていたが
一旦諦めて、男と話し込んでいた女を追う
まんまと逃げられ、ウロウロしている最中男が爆死

次の場面では暗い夜道から崖に放り投げられた男
場面は変わって、ラテン系の男が殺される

こんなつじつまの合わない場面の繋がりが明かされてゆき
感情表現の乏しい刑事=西島が登場する。

テレビで広告宣伝されていたTVドラマ
MOZUの配役を思い浮かべながら読み進む
危ない職業の危ない人々と
危なくない筈の、本当は危ない警察の人達
頼り頼られつつ、危ない事件が次々と起こる。

殺されかかった百舌が次々と人を殺し
それは恐ろしく、面白い物語です。

読み終えた時には、心底ホッとした。
誰一人幸せにならなかったし、物事の解決には至らないミステリー

百舌シリーズはまだまだ続くらしいし
MOZUドラマも続くのだろう。
MOZU役の俳優さんを見たい気がするが
怖いミステリーは二の足を踏みたいし・・どうしよう??

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